株運用11月4週目 著名投資家から学ぶべきは銘柄では…

2022年11月4週目、21日~25日の日本株の運用と経済の話とかです。

円安やエネルギー資源の高騰などによる物価上昇で、減税や給付金を求める声が一部であるようです。
それに対して政府は、低所得者への給付金と増税を検討しているようです。
僕は月給10万円程度で低所得者だと思っていますが、政府の定義する低所得者には入っていません。

岸田首相は「富の再分配」を掲げていました。
多くの人が「自分は貰う側」だと思ったのかもしれませんが、現実は「配る側」だったということでしょうか。
僕も含めて。

政府の定義する低所得者は、簡単にいえば納税額が少ない人、というより無税になる人のようです。
申告した収入が少ない人です。
十分すぎる資産を持っていて働く必要が無い人も、政府が言う低所得者です。
そういう人たちから簡単に徴税できるのが消費税なのでしょう。
だから消費税を増税して、本当に困っている人たちに再配分するというのは間違った政策だとは言えないのですが…「低所得者」の定義がちょっと低すぎるんじゃないですかね。

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11月4週目の日本株、日経平均とか振り返り

日経平均株価2022年11月4週目株価チャート
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

前週の日経平均株価は28000円前後でうろうろしていました。

21日 バフェット効果? 商社株が上昇

8058-三菱商事 2022.11.25株価チャート
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

米国の著名な投資家ウォーレン・バフェット氏のバークシャー・ハザウェイ社が、日本の5大商社株を買い増しして保有比率が高まっていることが報じられました。
伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅の5社です。

インフレによる資源高で高い利益を出していた各社ですが、インフレのピークアウト感もあって株価もピークアウト気味でした。
しかしバフェット氏の影響力の大きさなのか、株価が再浮上しています。

日経平均も気持ち上がりました。

22日 為替が円安に向かって日経平均は上昇

米国のインフレピークアウト期待による米国債利回りの低下の影響もあって円高に向かっていた為替が、また円安に向かいだしました。
1ドル150円から138円になったのが、142円くらいまで戻りました。
円安恩恵銘柄の株価がまた上昇して、日経平均も上がりました。

24日 W杯の日本勝利でご祝儀相場?

23日は祝日でした。
その夜、さほど期待されていなかったサッカー日本代表が強豪のドイツ代表に勝利しました。

サッカー日本代表の勝利でワールドカップへの注目度が上昇したことで、ワールドカップの全試合を無料配信している動画配信のABEMAを運営している<4751>サイバーエージェントの株価が急騰しました。

日経平均株価も大きく上昇して、一時は28500円の高値を付けています。
日本勝利のご祝儀…ではなくて、米国で11月FOMCの議事録が公開されて、利上げペースの減速を示唆する内容だったことで米国株価が上昇した影響のようです。

半面、金利の低下ということで円安に向かいつつあったドル円為替はまた円高ドル安に向かいました。
また130円台に再突入です。

25日 やっぱり下がるの?日本株

週末の日経平均株価は下落しました。
前日の高騰の反動売りでちょっと下がりました。
米国が感謝祭でお休みで連動するものもありませんでした。

そんな中、地銀株が妙に元気なようです。
著名投資家の大量保有報告が出ていることの影響のようですね。
バフェットさんもそうなのですけど、著名投資家から学ぶべきなのは「どういう点に注目して銘柄を選定しているか」だと思います。
便乗買いで高値で掴むよりも、優良銘柄を見つけられるようになりたいものです。

日経平均株価は前週末から383円上昇して、週末の終値は28,283.03円でした。
週末に少し下げたものの、週間では上昇を見せています。

2022.11.25 株式ETF保有銘柄リスト

コード銘柄数量取得単価11/25時価11/25評価額見込み損益(%)
1343NEXT FUNDS
東証REIT指数ETF
202,1082,098.541,970-190-0.45%
1476iシェアーズ・コア
Jリート ETF
501,975.42,011100,5501,7801.80%
1488ダイワ上場投信
-東証REIT指数
402,006.252,023.580,9406900.86%
1496iシェアーズ 米ドル建て
投資適格社債ETF H有
1001,934.302,021.0202,1008,6704.48%
1497iシェアーズ 米ドル建て
ハイイールド社債ETF H有
2001,990.091,975.0395,000-3,018-0.76%
1812鹿島建設2001,3701,587317,40043,40015.84%
2621iシェアーズ 米国債20年超(H有)1001,5081,511151,1003000.20%
3468スターアジア不動産投資法人358,70055,600166,800-9,300-5.28%
5020ENEOSホールディングス1000424.29470.2470,20045,91010.82%
5105TOYO TIRE3001,596.21,560468,000-10,860-2.27%
8308りそなホールディングス100420671.367,13025,13059.83%
8893新日本建物1600400.125453724,80084,60013.21%
合計2,998,8783,185,990187,1126.24%
前週2,767,4782,878,390110,9124.01%
前週との差231,400307,60076,2002.23%
2022.11.25 株式ETF保有リスト

・購入

コード銘柄数量取得単価
1496iシェアーズ 米ドル建て
投資適格社債ETF H有
402,015
2621iシェアーズ 米国債20年超(H有)1001,508
2022年11月4週目 購入リスト

<1496>iシェアーズ 米ドル建て 投資適格社債ETFを買い増し

1496-iシェアーズ 米ドル建て投資適格社債ETF 2022年11月25日株価チャート
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<1496>iシェアーズ 米ドル建て 投資適格社債ETFを買い増ししました。

米国の利上げペース減速期待で長期債券価格は上昇

米国では利上げ減速期待感で長期債券の利回りが下がっています。
債券の価格は上昇しています。
1496ETFも少し前は1800円台だったのが2000円台まで上昇しました。
もう少し安値で買い増ししたかったのですが、まだ割安かなと思って買い増しです。
米国が今後利上げから利下げに転換すれば債券利回りは更に下がって、債券価格は上昇するでしょう。
すぐには来なさそうですけど。

株式は景気後退で減配リスクがある

それ以外でも、高金利が長期化すれば企業収益が低下することが予想されます。
そうなると、株価は下がって、株の配当金も下がるかもしれません。

発行体の破綻などがなければある程度の利回りが確保できる債券は、株式よりも高い利回りになる可能性もあります。

ハイイールド債はデフォルトリスクもあるのでIG債を買い増し

ハイイールド債のほうが利回りが高いのですが、高金利が長期化するとデフォルトリスクが高くなります。
なので買い増しはIG債のほうです。

ハイイールド債ETFのほうが保有多いですけど。

<2621>iシェアーズ 米国債20年超(ヘッジ有)ETFを購入

2621-iシェアーズ 米国債20年超(ヘッジ有)ETF 2022年11月25日株価チャート
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<2621>iシェアーズ 米国債20年超(ヘッジ有)ETFを購入しました。

償還まで20年以上の米国長期国債に投資する為替ヘッジ有のETF

<2621>iシェアーズ 米国債20年超(ヘッジ有)ETFは名前の通りで、償還まで20年以上の米国長期国債に投資する為替ヘッジ有のETFです。
信託報酬は年0.154%で、先進国債券インデックスの投資信託と比較しても低めかな、と思います。
分配金は年4回、1月、4月、7月、10月です。

利上げで下落が続いた米国長期債も底打ち感

購入理由は1496ETFとほぼ同じです。
米国の利上げで、低金利の既発債券の価格は大きく下がりました。
2621ETFは年初に2271円だったのが、金利のピークだった11月には1300円台まで下落しました。

しかし利上げの減速期待感で長期債利回りは下がって、ETFの価格は上昇しています。

長期債の高金利を受け取りながら、利下げを待つ

今は逆イールドで長期債券よりも短期債券のほうが高い金利になっています。
でも利上げ前は長期債券のほうが金利が高かったです。
利上げしても既発債券の表面金利は変わりませんが、元からそれなりの金利がついていたので、そこそこの分配金も期待できます。

利上げで債券価格が大きく下がったなら、利下げで価格は戻る…とはいて、政策金利は年初のゼロ金利までは戻さないでしょうから、ETF価格が上昇したとしても2022年初の高価格までは期待できないと思います。

利下げで円高が予想されるなら為替ヘッジ有で

米国のCPIの上昇が減速して米国債利回りが低下した際に、為替は円高になりました。
米国株とかは上がったけど、為替で逆に損失になった…ということもありました。

利下げ局面では更に円高になることが予想されるわけですから、利下げを期待して購入するETFは為替ヘッジ有のものになります。
必ずしも円高になるとは限らないのですけど。

<5105>TOYO TIREは反発上昇、信用買いの急増は気がかり

5105-TOYO TIRE 2022.11.25株価チャート
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下方修正の決算の影響で前週に急落していた<5105>TOYO TIREの株価は、多少戻しています。

下方修正だけど、純利益は前年より増額予想

業績を下方修正したとはいえ、当期純利益は前年よりも増益予想です。
12月権利の期末配当金は50円予想で、高利回りです。
権利日に向けて、株価上昇が期待できるわけです。

急落からの戻り期待か、信用買いが多い模様

でも気になるのは、その辺を見越したのか信用買いが大きく増えているところです。
ある程度株価を戻したら、売り込まれそうな気配があります。

急落前の1700円くらいまで騰がったら売られそうな感じがしますが、それ以前にそこまで上がりますかね。

<8308>りそなホールディングスは続騰で年初来高値更新

8308-りそなホールディングス 2022.11.25株価チャート
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

<8308>りそなホールディングスは続騰で年初来高値を更新しています。

決算発表で自社株買いという好材料はあったものの、増配はありませんでした。
株価は上昇しているものの、そこまで騰がる好材料ではない…。

そう思われたのか、信用売りが増えているようです。

でも株価は騰がり続けています。
空売りの買い戻しですかね。

<8893>新日本建物は地味に上昇

8893-新日本建物 2022.11.25株価チャート
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

<8893>新日本建物の株価が地味に上昇しています。

1カ月チャートでは急騰っぽく見えるけど…

1カ月チャートの角度を見ると急騰しているようにも見えるのですが、普段の値動きが小さすぎて大きく見えるだけです。
5%も上がっていません。

早めの配当金権利取り?

2021年度は1月、前年度は12月末に急騰しているのですが、今回は11月に早々と高配当の権利取りなのでしょうか?
まだ4カ月くらいあるのですけど…。

2Q決算で様子見勢が参戦か?

前年度の期末決算で増配予想を出したものの、1Q決算が赤字でした。
高配当で興味を持ったものの様子を見ていた人が、2Q決算で業績は順調そうだと見て買いだしたのですかね。

3Qの決算発表で、またやらかしてくれそうな気もするのですけど。

保有銘柄は全面高で含み益は増加

まだ含み損のものもありますが、僕の保有銘柄は個別株、JリートETF、債券ETFなど、いずれも前週からは価格が上昇しました。

債券ETFの買い増しで、取得総額は2,998,878円、ほぼ300万円になりました。

含み益の合計は前週から76,200円増えて、187,112円になりました。
倍増とまでは行きませんでしたが、10万円きりそうなところから20万円近くまで増えました。

11月4週目 合計損益

今週の売却損益0
2022年売却損益322,811
今週入金の配当・分配金0
2022年の配当・分配金87,158
未収配当・分配金13,376
10月 貸株金利245
2022年 貸株金利合計2,754
2022年 確定損益合計426,099
2022年 確定損益(%)14.21%
2022年 確定損益+見込み損益613,211
2022年 確定損益+見込み損益(%)20.45%
前年までの 貸株金利合計1,508
前年までの 売却損益合計166,752
前年までの 配当・分配金合計38,701
通算 確定損益合計633,060
通算 確定損益+見込み損益820,172
通算 確定損益+見込み損益(%)27.35%
2022年11月4週目 合計収支

今週は見込み損益以外に変動はありませんでした。

2022.11.25 損益の推移

2022.11.25 株式ETF損益の推移

今週は見込み損益がそこそこ増えました。

見込み損益+確定損益の合計は、過去最高額になっていると思います。
でもまだ100万円は遠いですね。

11月4週目のまとめ

日本代表の勝利と注目度アップでユニフォームが売れそう。
日本代表のユニフォームはアディダス。
アディダスはドイツの企業。
ドイツ代表のユニフォームもアディダス。

ダメじゃん。

次週の運用状況はこちら。

先週の運用状況はこちらのページになります。

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