6月3日に発表された米国の5月の雇用統計は、数値としては悪いものではなかったようです。
その前日に発表されたADP雇用者数は予想を大幅に下回る数値で、雇用の悪化=金融引き締めの緩和 という発想からか、木曜日には米国株価は大幅な上昇をしていました。
しかし、NFP・非農業部門雇用者数は予想を上回る雇用の伸びを見せていて、雇用は順調である=金融引き締めの続行・強化 の流れになって、金曜日の米国株価は反転大幅安になりました。
同じ雇用に関する指標ながらADPとNFPで真逆の結果になったことで、米国株価が大きく荒れることになったわけですが、多少雇用が悪化したとしても「雇用が悪化しているのはインフレのせいだ」とでも言って、利上げ・金融引き締めは続行するんじゃないかなーと思ったりします。
人件費の高騰、仕入れコストの増加などで減益・赤字化して人を雇えないということになれば、インフレが原因で雇用が悪化していると言えますよね。
そのインフレの指標となる消費者物価指数・CPIの発表が6月10日に控えています。
前回発表ではピークアウトの兆候が見られたとはいえ、高い数値でした。
インフレの原因としては原油価格の高騰などがあります。
(その根っこには金融緩和による金余りとかもありますが)
産油国のOPECは、原油の増産を決めたそうです。
その増産によるインフレ緩和の期待もあって、木曜日の米国株高だったのかもしれませんが、残念ながら原油価格の下落は一瞬で、すぐに高値になりました。
一部ロックダウンしていた中国の制限解除などもあって、その程度の増産では足りないということらしいです。
CPIの結果がどんな数値になるか、まだわかりませんが…仮に数値が下がってインフレが抑制されている結果が出たとしても、FRBの判断は「利上げの効果が出ている、続行だ」ということになるんじゃないでしょうか。
6月1週目 投信積み立て残高
ファンド名 | 投資総額 | 時価総額 | 損益(金額) | 損益(%) |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 361,000 | 411,772 | 50,772 | 14.06% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 180,000 | 201,289 | 21,289 | 11.83% |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 5,000 | 5,167 | 167 | 3.34% |
楽天・全米株式 インデックス・ファンド | 89,991 | 98,993 | 9,002 | 10.00% |
合計 | 635,991 | 717,221 | 81,230 | 12.77% |
前週 | 602,658 | 649,782 | 47,124 | 7.82% |
前週との差額 | 33,333 | 67,439 | 34,106 | 4.95% |
積み立ては2021年1月に開始
月初なので買い増しがありました。
内訳は先月と同じです。
ファンド名 | 投資総額 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 20,000 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 10,000 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 3,333 |
S&P500指数は一時上昇するも、反転下落へ
前週末に大きく上昇していたS&P500指数は、米国の連休明けに下落から始まりました。
6月からFRBがバランスシートの縮小、保有債券の売却が始まるそうで、米国債の利回りが急上昇。
それに株価が反応して下落という流れのようです。
冒頭に書いたように、木曜日にはADP雇用統計が予想に反して低い数値だったことで、雇用悪化によるFRBの方針転換に期待してか、米国株価が大きく上昇しました。
しかし翌日の金曜日のNFP雇用統計は堅調な雇用の伸びを示して、株価は反転して下落しました。
S&P500指数の週末の終値は前週から49.7ポイント、1%強の下落におさまっていますが、製造業の景気指数とかは予想よりも悪い数値なうえ、いまだ高いインフレ率となれば一層の利上げ等の対策強化も予想されるため、楽観視できる状況ではなさそうです。
5月4週末 | ¥18,048 |
6月1週末 | ¥18,995 |
差額 | ↑¥947 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額は、前週から947の高い上昇を見せました。
基準価額を算出する木曜日の終値では3%近い株価上昇になっていることと、米国債の利回りが上昇したためか為替が円安ドル高になっているため、基準価額は大きな上昇になりました。
月初なので買い増しがあったのですが、また高値買いですね。
含み益は大きく増えて、利益率は2桁に
僕が保有する投信時価総額は、買い増しの倍以上になる67,439円の増加になりました。
含み益の合計は34,106円増えて、81,230円になりました。
1桁に落ちていた利益率も、2桁%に戻りました。
まぁ、一時的な利益増加でしかないのですが。
2022年6月・楽天ポイントを加算した損益
今月の獲得ポイント | 333 |
楽天カード(投信積み立て)累計 | 6,341 |
ハッピープログラム(投信残高)累計 | 141 |
獲得楽天ポイント合計 | 6,482 |
実質損益(金額) | 87,712 |
実質損益(%) | 13.79% |
今月分の楽天ポイント獲得は、カード決済1%の333ポイントだけになりました。
ハッピープログラムの投信残高ポイントは終了しました。
ポイントが貰える証券会社に移るのも一つの手段ではありますが、そこだっていつまで続けるかわからないんですよね…。
ポイントだけでも利益が消えて、カード決済の手数料を払ったら、投信を売るほど赤字だと思いますが。
6月1週目 損益の推移
2週続けて、利益が大きく増えました。
株価は下がっているので月曜日には減るでしょうけど、為替は円安だから全戻しまでは行かないでしょう。
ひとまずは。
6月1週目 SBI証券の投信損益も大幅増益
SBI証券の投信損益は815,017円でした。
先週から11万円増えました。
SBI・V・全米株式ファンドもプラスに戻っていました。
ちょっとだけですけど。
6月1週目 まとめ
6月10日に発表を控えている米国の消費者物価指数は、予想では前回から気持ち下がる程度のようです。
結果次第では株価が急騰したり急落したりするのでしょうけど、翌日に全戻しとか割とよくあるので、安易に『ここが底だ』とか『ここが天井だ』とか飛びつかないほうが良さそうですね。
僕だってできるなら底値で全力買いしたいところですが、僕にはどこが底かなんてわからないです。
どこかで保有額が急増することもあるかもしれませんが。
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※これはあくまでも、やすふじ個人の投資状況であり、特定の商品や投資活動を推奨するものではありません。
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