2022年11月2週目、7日~11日の投信積立の記録と、米国株とか経済の話です。
投資に限ったことではないのですが、売買の基本は安く買って、高く売る。
買い値と売り値の差額が利益、または損失になります。
米国の利上げをきっかけに、2022年の3月くらいから急激に為替が円安になりました。
1ドル110円台だったのが、半年程度で140円台へ。
30%近い値下がりです。
円が安くなる一方で、米国ドルは値上がりが続きました。
『安くなる円を売って、値上がりするドルを買いましょう』
金融機関では高い利回りを謳ってドル預金などを売り出しました。
最初に戻りますが、売買の基本は安く買って、高く売ることです。
安くなった円を売って、高くなったドルを買う。
その先にあるのは、ねぇ…。
でもまたインフレ再加速したら、円安も再加速するんですかね?
2022年11月2週目、米国経済、株価の振り返り
11月1週目の米国株は、2日のFOMCを警戒した様子見ムードからの利上げ株安、その後は利上げ減速期待の株高になりました。
最後に反発はしたものの、下落が大きかったです。
7日~8日 米国の利上げ減速期待で株価が上昇
前週の2日に行われたFOMCではピーク金利予想の引き上げなどもあって、大幅下落でした。
しかし利上げの効果が物価に表れるのには時間がかかる、という観点もあって、これまで急速に政策金利を引き上げた効果がそろそろ表れてくるから一旦様子を見よう、という意見も出ていました。
金利の上昇で企業収益が悪化することが予想されるのですが、その上昇ペースが遅くなるのなら収益悪化のペースも遅くなって、そのぶんは稼ぎが増えるということなのでしょうか、株価は上昇しました。
9日 暗号資産が暴落、株価も下落
FTXという仮想通貨取引関連の企業が倒産危機ということで、仮想通貨が暴落しました。
ビットコインは11月始めに21000ドルくらいでしたが、上の画像の感じです。
1年前は65000ドルくらいだったので、すでに暴落していたのですけど。
その後、FTXは11日に破産を申請して破綻しています。
仮想通貨を扱っている企業はFTX以外にもあるわけで、そこの株価も下がります。
僕は把握していませんけど。
日本だとマネックスグループの株価が急落していました。
経済不安も高まって、株価は下落しました。
10日~11日 CPIの伸びが鈍化、米国債利回り低下で株高、円高へ
10日に発表された米国の10月消費者物価指数(CPI)は、予想以上に伸び率が鈍化していました。
インフレのピークアウト期待が高まって米国債の利回りは低下。
株価は急上昇しました。
ついでに為替も急激に円高、ドル安になりました。
しかし目標とする2%のインフレ率にはいまだ遠く、楽観視するのはまだ早いとの戒める声も聞こえてくるようです。
11月2週目 投信積み立て残高
ファンド名 | 投資総額 | 時価総額 | 損益(金額) | 損益(%) |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 461,000 | 532,527 | 71,527 | 15.52% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 230,000 | 259,791 | 29,791 | 12.95% |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 5,000 | 5,226 | 226 | 4.52% |
楽天・全米株式 インデックス・ファンド | 106,656 | 120,375 | 13,719 | 12.86% |
合計 | 802,656 | 917,919 | 115,263 | 14.36% |
前週 | 802,656 | 900,779 | 98,123 | 12.22% |
前週との差額 | 0 | 17,140 | 17,140 | 2.14% |
積み立ては2021年1月に開始
CPIの上昇率減速でS&P500指数は急上昇
11月2週目の注目はCPI、物価指数の上昇率でした。
上にも書きましたが、結果は前月よりも物価の伸びは鈍化していました。
上昇率が少し低くなっただけで、物価が下がったわけではないです。
物に寄りますが、米国の物価は総合的には上がっています。
それでも物価上昇のピークは過ぎた、という期待感から株価は上昇しました。
11月に限らずFOMCでは『今後の利上げ幅はデータ次第』と言われています。
そのデータが『インフレが終息に向かっている、かもしれない』値を示したことで、今後の利上げ幅の縮小期待が高まりました。
S&P500指数は10月から上昇しつつあったものの、11月FOMC後に下向きに転じかけていました。
しかしCPIの結果を受けて急上昇して、週末の終値は3,992.93ポイント。
前週末から222ポイント上昇して、4000ポイントに接近しました。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額は円高であまり上がらず
11月1週末 | ¥19,433 |
11月2週末 | ¥19,775 |
差額 | ↑¥342 |
米国の政策金利のピーク予想値も低下して、米国債利回りは大きく低下したのですが、そのぶん為替が急激に円高ドル安になりました。
それでも為替の変動よりも株価の上昇率のほうが高かったため、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額は少し上昇しました。
S&P500指数の木曜日の終値を比較すると6%以上の上昇率だったのですが、投資信託の基準価額は342円、2%弱の上昇に留まりました。
一週間で2%近く上昇していたら急上昇といえなくもないのですが、米国株価の上がり方と比較したら残念な感じです。
含み益の合計は10万円台を回復
僕の楽天証券の投信保有総額は、前週から17,140円増えました。
含み益の合計は115,263円。
前週に10万円を少し割っていましたが、2週前よりも多くなりました。
保有総額も増えてきたので、1~2%の上昇でもそこそこの金額になってきました。
11月2週目 損益の推移
前週に100000円のラインよりも少し下になってしまいましたが、今週はそのラインを大きく越えていきました。
金利の低下は株高になりやすいようですけど、為替は円高になりやすくてドル資産は目減りしやすいので、油断できないですね。
ドル安かつ株安のときが買い時なのですけど。
11月2週目 SBI証券の投信損益もそこそこ増益
SBI証券の投信損益は835,039円でした。
先週から5万4千円くらい増えました。
こちらもドル安よりも株高が勝った感じですね。
いまのところ。
11月2週目 まとめ
株価も為替も、いつがピークで流れが変わるかわからないので、時間を分散した積み立て投資がやっぱり無難なのかなーと思う次第です。
外貨定期預金とかに一括入金とかしていたら、と思うと…怖いですね。
でも円安になる前に一括入金していたら、多少円高になっても大きな利益なんですけどね。
大きな利益を狙うほど、大きな損失を被るリスクも出てくるものです。
無難な投資なんてありませんけど。
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