2022年8月3週目、15日~19日の投信積立の記録と米国経済とかです。
前の週に急騰していた米国株ですが、15日の月曜日は下落から始まります。
15日にはニューヨーク連銀製造業景気指数というものが発表されています。
前月の「11.0」から「5.0」に下がることは予想されていました。
しかし発表された数値は「-31.3」で、予想以上に製造業の景気感は悪化している、というものでした。
この指数は「0」を景気感の基準にしているそうですが、「50」を基準にしている指数もあったりで、まぎらわしいですね。
でも株価はなぜか上がりました。
16日には住宅着工件数などが発表されたのですが、これも予想以上に低い数値でした。
景気悪化感による株価下落と、インフレ低下期待による株価上昇がせめぎ合います。
株価は騰がりました。
小売り大手のウォルマートの決算発表があって、これが好決算だったことも影響していそうです。
17日は前月比の小売売上高などの発表もありましたが、FOMC議事録の公開日でもありました。
今後の利上げに対する警戒からか株価が下がる場面もありましたが、FOMC議事録に特に真新しいことはなく、物価に関するデータを見ながら利上げ幅を決めていく感じのようです。
インフレがピークアウトしたら利上げの終わりではなく、目標値になるまで利上げは続ける。
CPIなどが予想よりも上昇幅が小さかったことで楽観視もあるような市場の熱が冷めたのか、このへんで株価が下がり始めます。
19日は第3金曜日。
米国のSQ算出の日で、流れが変わりやすい日です。
米国株価は下落しました。
米国の10年国債の利回りが3%近くまで急上昇していて、金利上昇に連動するようにNASDAQは大きく株価が下がっています。
そして金利上昇に伴い、為替は円安ドル高になりました。
保有銘柄によっては、株価下落と円安による円換算での価格上昇で評価額が別れるかもしれません。
8月3週目 投信積み立て残高
ファンド名 | 投資総額 | 時価総額 | 損益(金額) | 損益(%) |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 401,000 | 489,002 | 88,002 | 21.95% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 200,000 | 234,563 | 34,563 | 17.28% |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 5,000 | 5,286 | 286 | 5.72% |
楽天・全米株式 インデックス・ファンド | 96,657 | 114,461 | 17,804 | 18.42% |
合計 | 702,657 | 843,312 | 140,655 | 20.02% |
前週 | 702,657 | 812,133 | 109,476 | 15.58% |
前週との差額 | 0 | 31,179 | 31,179 | 4.44% |
積み立ては2021年1月に開始
S&P500指数は4300まで上昇後、下落へ
S&P500指数は先週の急騰で4300に迫り、4280ポイントに上昇していました。
利益確定っぽい下落を挟みながらも、終値は緩やかに上昇を続けます。
16日には終値で4,305.20ポイント。
5月4日以来の終値4300超えになりました。
しかし節目を迎えると、売りたくなるのでしょうか。
ここから下落が始まります。
米国のFRBはバランスシートの縮小を6月から開始しているのですが、3か月後にはそのペースを速めることが発表されています。
9月になったら、債券の価格が大きく下がるかもしれない。
その前に売ってしまおうということなのか、米国債の利回りが急上昇しています。
金利が上がると、連動するようにNASDAQの株価が下がります。
S&P500指数の構成銘柄も、時価総額上位はNASDAQ勢。
NASDAQが下落すれば、S&P500指数も大きく影響を受けます。
金利が上がると銀行株は上がりやすいのですが、19日は銀行株も下落しています。
S&P500指数の週末の終値は、前週から51.67ポイント、1.2%下落して4228.48ポイントになりました。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額は大きく上昇、2万円に到達
8月2週末 | ¥19,690 |
8月3週末 | ¥20,512 |
差額 | ↑¥822 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額は前週末から822円の大幅上昇になりました。
4%を超える上昇で、2万円台に乗っています。
過去最高値じゃないでしょうか。
S&P500指数の週末終値は下落していますが、前週が基準価額算出後の金曜日に大幅上昇していたことと、今週は金曜日に大きく下落しています。
また、米国債の金利上昇に伴い、為替が円安ドル高になっていることも影響しました。
金曜日に株価下落していますが、為替も円安になっているので、翌月曜日の基準価額の上げ下げは微妙なところです。
時価総額は過去最高額、含み益率は20%に上昇
米国株価は下落していますが、基準価額算出時の価格では上昇しており、為替も円安になったので、僕が保有する投資信託の時価総額は大きく増えました。
僕の楽天証券での保有時価総額は前週から約3万円増えて、843,312円。
含み益の合計は140,655円になりました。
過去最高額です。
利益率は20%になりました。
8月3週目 損益の推移
今週は含み益が大きく増えました。
前週比で28%増加です。
でも後のことを考えると、この過去最高値付近では買い増ししたくないですね。
下がるもの気分悪いのですけど。
8月3週目 SBI証券の投信損益は100万円に接近
SBI証券の投信損益は970,085円でした。
先週から9万円くらい増えていました。
もう少しで100万円です。
楽天証券の損益も加えたら、110万円です。
売らなきゃ利益にならないのですけど。
8月3週目 まとめ
7月のSQ値算出の第3金曜日は15日。
米国株の上昇は、そのへんから始まりました。
そして8月のSQ値算出日には、そこそこ大きな下落。
上昇と下降の転換のきっかけになりやすい日です。
でも7~8月の上昇中にも、これくらいの下落はありました。
下げてからドーンと上がりました。
SQ通過でトレンド転換の売り、を誘っているようにも見えます。
でも、そのままズルズル下がっていくかもしれません。
僕はどっちに行くか予想もつかないので、地道に定期積立を続けるのでした。
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※これはあくまでも、やすふじ個人の投資状況であり、特定の商品や投資活動を推奨するものではありません。
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