製造業指数は低下して、しかし物価指数は上昇する。
企業収益の低下と、6月のFOMCで当初予想の0.5%を上回る利上げがあるのではないか、という懸念から先週(6月2週目)の米国株価は大幅安になりました。
大半の予想では0.75%の利上げ、一部では1%という予想もあったようです。
そして発表された政策金利は0.75%の利上げ。
通常であれば0.25%ずつの利上げになるそうなのですが、今回は通常の3倍となる異例の大幅利上げになりました。
1%もあるかも、という懸念は下回ったことで下げすぎた分が調整されたのか、政策金利の発表後には米国株価は上昇しました。
しかし次回も0.75%の利上げがあり得ることと、スイス中央銀行が予想外の利上げを行ったことで、翌日は株価が大幅下落に。
金曜日には日銀が政策金利を据え置き、金融緩和を続けることを発表したことと、原油価格が少し下落していることもあって、ハイテク株は少し値を戻し、エネルギー株は下落することになりました。
中国のロックダウン解除で原油需要が増えて足りなくなる、という懸念があったのが、またロックダウンしそうだから原油が下落ということであれば、物流混乱で物不足の問題再燃になるのかもしれません。
6月3週目 投信積み立て残高
ファンド名 | 投資総額 | 時価総額 | 損益(金額) | 損益(%) |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 361,000 | 371,234 | 10,234 | 2.83% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 180,000 | 182,108 | 2,108 | 1.17% |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 5,000 | 5,103 | 103 | 2.06% |
楽天・全米株式 インデックス・ファンド | 89,991 | 88,862 | -1,129 | -1.25% |
合計 | 635,991 | 647,307 | 11,316 | 1.78% |
前週 | 635,991 | 714,032 | 78,041 | 12.27% |
前週との差額 | 0 | -66,725 | -66,725 | -10.49% |
積み立ては2021年1月に開始
S&P500指数の下落は一旦止まるものの、週間では続落に
インフレの再加速を突き付けられたことで前週に3900まで下落していたS&P500指数は、週明け月曜日も下落が止まらず3700台まで下がってきました。
FOMCを控えて様子見ムードで一旦は大幅な下落は止まり、利上げが予想通りの0.75%に留まったことで一旦は上昇。
でも金利は上昇するし、今後も上昇が予想されるわけで、やっぱり株価は下落しました。
金曜日には多少戻したものの、値上がりが続いていたエネルギー株が急落したこともあり、ささやかな上昇に留まりました。
終末の終値は3674.84ポイントで、週間で226ポイント、6%近い大幅な下落になりました。
6月2週末 | ¥18,895 |
6月3週末 | ¥17,125 |
差額 | ↓¥1,770 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額は、前週末から1,770円、9%を超える大幅下落になりました。
基準価額の算出は1日遅れくらいなので、前週の金曜日の下落も入ってくるので指数の下落を上回ることになりました。
為替も基準価額の減額に影響してそうです。
木曜日にスイス中央銀行が利上げを発表したことで日銀の政策金利発表も警戒されていたのか、為替は135円台から131円台へと、一時的にそこそこ大きく円高になっていました。
しかし日銀は現状維持を選んだので、すぐに135円近くへと戻っています。
FXをやっている人は、大変なことになっているかもしれないですね。
合計損益はなんとかプラスを維持、楽天全米株式はマイナスに転落
株価は大幅に全面安、ということで僕の保有する投信残高も大きく減りました。
10%近い減額となる、前週比マイナス66,725円。
上の表では10%を超えていますが、ちょっと計算がおかしいですね。
含み益の合計は11,316円。
なんとか損失への転落は回避していますが、買い始めるのが少し遅くて、やや高値から買い始めている楽天・全米株式ファンドは含み損になりました。
債券ファンドはまだ利益が出ているんですけどね。
6月3週目 損益の推移
がっつり減りましたー。
1週間での下落幅では過去最大かもしれません。
保有額では倍以上になっていると思うのですが、含み益は1年前の半分くらいになりました。
6月3週目 SBI証券の投信損益も10%くらいの大幅減少
SBI証券の投信損益は564,716円でした。
先週から24万円くらい減りました。
僕の月給の2か月分くらいです。
こっちも10%くらい減っています。
6月3週目 まとめ
大きく下落すると反発に期待してETFの短期売買とかやりたくなるところですが…まあ無理にレバレッジをかけた取引をしなければ、失敗しても長期投資って言っておけば良いですからね。
でも流れ的には、また月初には上がっているんじゃないかって思うんですよ。
そういう根拠のない希望的な予想が、失敗する原因になるんですけど。
次回の運用状況はこちら。
前回の運用状況はこちらのページになっております。
前回以前の運用状況はこちら→投信積立過去ログ
個別のファンドについては、こちらのページで解説しています。→ファンド解説のページ
※これはあくまでも、やすふじ個人の投資状況であり、特定の商品や投資活動を推奨するものではありません。
コメント