2023年2月3週目、13日~17日の投信積立の記録と、米国株と経済の話とかです。
今週も順調に更新が遅れていますが、決算発表の時期はどうしても内容チェックとかに時間がかかるので、ブログを書くのが遅れてしまいます。
米国ではCPIとかPPIの発表がありました。
予想されていたような伸び率低下にはならず、インフレの長期化とその対策の高金利の長期化が懸念される、といった結果になりました。
FRBほか各国が政策金利を上昇させた結果、資源価格とかは低下しました。
しかしWTI原油先物の価格は100ドル超の高値からは下がったものの、70ドル程度で下げ止まって、その後は70~80ドルくらいを行ったり来たりしています。
LME銅先物価格は、2022年の7月くらいまでは急速に価格を下げたものの、早々に反発して上昇しています。
2022年春ごろの10,000ドルからは下がっていますが、2023年2月は9,000ドルです。
コロナ前の6,000ドルの1.5倍です。
安くなっている感じはしないですね。
銅以外では安くなっているものもありますけど、資源価格はいまだ高値で、欧米では人件費の高騰が続いている。
これでは製品価格も下がらないですよね。
FRBとかが気にしているのはインフレの伸び率で、元の価格に戻るということではないのですけど。
物価の伸び率の低下が鈍化した、とかよくわからない表現になりますけど、物価の上昇が緩やかに、平坦に近づくことが望まれているわけです。
物価を下げるということではないのです。
日本でも物価上昇が続いていますが、後で値下げしたりせずに高値のままになるんですかね…。
2023年2月3週目、米国経済とか株価の振り返り
前週のS&P500指数は少し下がっていました。
2月13日 CPIの改善期待? 米国株は上昇
2月13日の米国株は上昇しました。
CPIの発表を14日に控えて様子見ムードになることもなく、
『たぶん下がっているだろう』
と考えたのか、株価は上昇しました。
半導体関連が上昇していて、NASDAQ100はそこそこ大きく上昇しています。
14日 CPIは伸び率が少し減少
注目の集まる消費者物価指数・CPIは事前に予想されていたほどの伸び率低下にはなりませんでした。
しかしインフレ再加速ということもなく、なんとも言い難い微妙な感じです。
株価は騰がったり下がったりで、どう評価したものか迷っている感じでした。
NASDAQ100は続騰していました。
米国長期債の利回りはまた上昇しています。
15日 小売売上高が予想以上に強かった
15日に発表された小売売上高の前月比は、予想以上の高さでした。
インフレの継続感はあるものの、景気後退感は和らいで、市場はどう評価したものか迷うような株価の動きになりました。
NASDAQ100は続騰しましたが、米国長期債の利回りは上昇しました。
16日 PPIが高くてインフレと利上げ警戒へ
16日発表のPPIは予想よりも高く、景況指数は予想以上の悪化になっていました。
物価高と利上げの継続・長期化懸念と景気後退感の高まりから、株価が下がりました。
17日 FRBの偉い人が利上げ幅の再拡大を示唆
前回のFOMCでは利上げ幅が0.25%だったのですが、FRBの偉い人たちの中には次回FOMCで0.5%の利上げを示唆する人たちが出てきました。
金利上昇を懸念してNASDAQ100は続落になりました。
NYダウは終盤に上げてきて、前日比ではプラスで終えています。
NYダウとS&P500指数は週間では微減、NASDAQ100は微増ですが、下落続きで週末になりました。
2月3週目 投信積み立て残高
ファンド名 | 投資総額 | 時価総額 | 損益(金額) | 損益(%) |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 521,000 | 586,094 | 65,094 | 12.49% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 260,000 | 292,257 | 32,257 | 12.41% |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 5,000 | 5,028 | 28 | 0.56% |
楽天・全米株式 インデックス・ファンド | 116,655 | 129,334 | 12,679 | 10.87% |
合計 | 902,655 | 1,012,713 | 110,058 | 12.19% |
前週 | 902,655 | 989,634 | 86,979 | 9.64% |
前週との差額 | 0 | 23,079 | 23,079 | 2.56% |
積み立ては2021年1月に開始
S&P500指数は週間では11ポイントの微減に
S&P500指数の週末の終値は、前週末から11ポイントの微減になりました。
0.3%減です。
木曜日の終値だと、約9ポイントの微増でした。
CPIは微妙な感じでしたが、雇用統計などの強い数値の印象からややネガティブな結果を警戒していたとすると、そこまで悪い数値ではなかったということでしょうか。
週の前半はNASDAQ100を中心に株価が上昇していました。
PPIは良くない数値と言える値でしたが、直ちに株価急落とまではいきませんでした。
米国は翌月曜日が休日で3連休になるのと、第3金曜日が先物か何かの清算日ということで、その直前には仕掛けづらいといった面もあるでしょうか。
1月からの株価上昇の区切りをその清算日につけて、そこから仕切り直しの売り仕掛けには警戒が必要なのかもしれません。
為替が円安で米国株式(S&P500)の基準価額は上昇
2月2週末 | ¥19,004 |
2月3週末 | ¥19,448 |
差額 | ↑¥444 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額は上昇しました。
前週末から444円、2.3%の基準価額上昇です。
前述のとおり、S&P500指数の木曜日の終値は前週から微増でした。
しかし為替が大きく動いています。
前週の131円台から134円台へと、わりと大きく円安になりました。
為替が円安になったことで、円建ての投資信託の基準価額は上昇になりました。
保有時価総額が100万円に到達
僕の楽天証券での投信保有時価総額は、前週から23,079円増えました。
時価総額は100万円に到達しました。
このまま100万円を維持すると、楽天ポイントのボーナスが貰えるのですが…。
含み益の合計は11万円になりました。
2月3週目 損益の推移
見込み損益はそこそこ大きく増えました。
久しぶりの10万円台になりました。
2月3週目 SBI証券の投信損益もそこそこ増加
SBI証券の投信損益は665,447円でした。
先週から3万5千円くらい増えていました。
こっちもS&P500ファンドが多めなので、円安効果で増額になっていました。
2月3週目 まとめ
先日の1月雇用統計とPPIの結果で、FRBの偉い人たちには「政策金利をもっと上げるべき」的な話が増えてきました。
それによって米国債の利回りが上昇して、金利上昇に伴って株価が下がる…のですが、景気後退の不安が増すと企業収益の悪化懸念が増します。
株価下落と配当減額への不安から高利回りで安定する米国債へと流れて、米国債の利回りはそんなに上がっていない印象も受けます。
高金利もインフレ対策で一時的なものと考えられるし、金利上昇による株価下落も一時的なもの、長期で見たら安値は買い場…といった考えがあるから、株価もあまり下がらないんですかね。
大きいところの破綻とか、なにかイベント的なことが起こるとまた変わってくるのでしょうけど。
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