2023年1月3週目、16日~20日の投信積立の記録と、米国株と経済の話とかです。
2023年の前半は景気後退で米国株は下落する─。
そんな感じの予想を出している人も多いそうです。
2022年は伸びすぎたインフレ率を抑えるために、FRBなど各国の中央銀行は金利を上げました。
金利が上がった結果、企業はお金を調達する際に支払う利息などのコストが増えて、利益が減りました。
消費者もローンを組みづらくなって、お金が借りにくいし支払いも増えて購買意欲が下がっていきました。
インフレ率の伸びは鈍化してきたとはいえ、まだまだ高いので、それを抑えるために中央銀行は金利をさらに上げることが予想されます。
金利上昇のコスト増加に、消費者の購買力も低下して売り上げが減って、企業収益は更に低下する。
そういった展開が予想されるのでしょう。
しかしそんな予想を裏切るように、年明け後に株価は上昇しました。
ピーク金利は高いところを想定しているままですが、インフレ率は下がってきているし、この辺で様子を見ようっていう意見も増えているようです。
まだ2023年は始まったばかりなので、6月頃に株価がどうなっているのかはわからないのですが…たぶん、上がったり下がったりするんでしょうね。
2023年1月3週目、米国経済とか株価の振り返り
前週の米国株価は上昇して、S&P500指数は4000ポイントに接近していました。
1月17日 金融大手は残念決算
16日は米国はお休みでした。
欧州株はちょっと騰がったみたいです。
17日の米国株は、前週の上昇の反動なのか下落しました。
金融大手のゴールドマン・サックスの決算は残念なものだったようで、株価が急落しています。
一方でモルガン・スタンレーは予想ほど悪くはなかったようで、上昇しました。
予想より悪くない、と言っても減益なのですけど。
NYダウは大きく下げたのですが、NASDAQは微増、S&P500指数は少し下げました。
18日 経済指標の悪化で大幅下落
18日の米国では生産者物価指数(PPI)や小売売上高などの経済指標が発表されたのですが、予想以上の低下だったようです。
生産者物価指数が低下したことでインフレ懸念が和らいだのか、朝は多少株価が上昇していました。
しかし小売りが予想以上の低下をしていたことで景気後退感が増したのか、株価は大きく下がりました。
3指数いずれも下落しています。
金融関係の偉い人が、利上げ続行を強調したことも影響していそうです。
19日 新規失業保険申請件数が増えて来ない
19日も米国株は下落しています。
アルミニウム生産大手のアルコアは、2023年のアルミ出荷の見通しが悪いそうで、株価が大きく下がっています。
また、アルミの出荷が少ない=需要の減少=景気後退感といった感じで他銘柄の株価下落にもつながっているのでしょうか。
大規模な人員削減・レイオフを行う企業も増えてきているのですが、新規失業保険申請件数が予想よりも低く、雇用は堅調で賃金低下に繋がらない、というのも株価下落に影響していそうです。
解雇時に多少の退職金をもらった人は、当面は仕事をしないで遊んで暮らすのでしょうか。
その人らがお金無くなって働きだすまで待つことになるんですかね。
20日 次回FOMCの利上げ幅縮小期待が増す
減益決算ながら新規契約者数を大きく増やしたネットフリックスの株価が大きく上昇しました。
また、大規模な人員削減を発表したアルファベット・グーグルも株価が上昇しています。
両社が牽引する形で、NASDAQが大きく上昇しています。
FRBの偉い人が次回FOMCでの0.25%利上げを仄めかしたそうで、利上げ幅の縮小期待も株価上昇に影響していそうです。
週間ではNASDAQは続騰になりましたが、S&P500指数は微減、NYダウはやや大きめの下落といった感じになりました。
1月3週目 投信積み立て残高
ファンド名 | 投資総額 | 時価総額 | 損益(金額) | 損益(%) |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 501,000 | 515,392 | 14,392 | 2.87% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 250,000 | 259,168 | 9,168 | 3.67% |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 5,000 | 4,984 | -16 | -0.32% |
楽天・全米株式 インデックス・ファンド | 113,322 | 114,356 | 1,034 | 0.91% |
合計 | 869,322 | 893,900 | 24,578 | 2.83% |
前週 | 869,322 | 915,250 | 45,928 | 5.28% |
前週との差額 | 0 | -21,350 | -21,350 | -2.46% |
積み立ては2021年1月に開始
S&P500指数は下落したものの、反発上昇期待も
S&P500指数は週間では下落になりました。
しかし週末に大きく反発、上昇しているので、週明けも勢い継続の株高期待感があります。
米国企業の決算発表が続くので、結果次第では上にも下にも大きく動く可能性があり、油断はできないのですけど。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額は大幅減
1月2週末 | ¥18,192 |
1月3週末 | ¥17,731 |
差額 | ↓¥461 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額は前週末から461円減って、17,731円でした。
1週間で2.5%のそこそこ大きな下落です。
米国株は週末に反発していますが、投資信託の基準価額は木曜日の終値を参考にしています。
木曜日の米国株は大きく下がったところだったのと、景気後退感で米国債が買われたのか金利が低下していて、為替が円高になっていました。
米国株は週末に反発しているので、投資信託の基準価額も週明けの上昇に期待したいところです。
含み益は大幅減
僕の楽天証券での投信保有時価総額は、前週から2万円と少し減りました。
含み益は半分近く減って、24,578円になりました。
楽天・全米株式ファンドはいよいよやばいところまで下がっています。
1月3週目 損益の推移
前週に少し増えていた見込み損益は、半分くらい減りました。
年初来最安値です。
まだ3週目ですけど。
この安くなったところで買い増しが来ると良いのですけど、また月初には反発して上がっていたりするんですかね。
次のFOMCが1月31日~2月1日らしいので、利上げ幅縮小で株価どーん、て感じで。
1月3週目 SBI証券の投信損益も大きく減った
SBI証券の投信損益は513,334円でした。
先週から4万円くらい減りました。
そこそこ大きく減っています。
それでもまだ30%の運用益があるので、僕はまだマシなのでしょう。
1月3週目 まとめ
米国株は年明けから結構騰がっていたので、そろそろ天井、反転下落だと思ってインバースETFとか売りで入った人は、喜んだのもつかの間、爆損でしょうか。
僕はもうひと上げしてから反転すると思ってインバースETFを買いそびれていたので、セーフです。
まあ明日の株価もどうなるかわからないですし、勘で売買していないで積み立てましょう、ということですかね。
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※これはあくまでも、やすふじ個人の投資状況であり、特定の商品や投資活動を推奨するものではありません。
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