2022年12月5週目、26日~30日の投信積立の記録と、米国株と経済の話とかです。
それと、すでに年は変わっていますが年末まとめ的なものも。
2022年の米国株は年始は株高だったものの、インフレ対策で政策金利が上昇すると、株価は下がりました。
各国政府や中央銀行のインフレ対策が功を奏したのか、インフレの伸び率は下がってきた印象です。
物価高に苦しむ一般市民としては、インフレの終息と、その先に上昇した物価の値下がりを期待したくなるわけですが…米国のFRBが掲げている目標値は、年2%の物価上昇です。
インフレ率が目標値になった時点では、物価は今後も上がるのです。
2023年以降の経済見通しとしては、インフレが終息しておしまい、とはいかずに、景気後退・デフレへと突入するとの見方が大きくなっているようです。
デフレになれば今度は物価が下がっていくことになるのですが、そうなるとデフレ対策で金利が下がって、株高になる…しかし景気後退なら売り上げが伸びずに、残念決算で株価は下落…。
かんたんにまとめると、今後も株価がどうなるかはわからない、ということになるのでした。
だから積み立てる、ですね。
2022年12月5週目、米国経済と株価の振り返り
前週の12月4週目は上がるかと見せかけて下がっていました。
12月27~28日 クリスマス明けの米国株は下落へ
26日の米国市場はクリスマス休暇の振替で休みでした。
米国に限らず、日本以外の市場は休みが多かったです。
米国市場はクリスマスラリーで年末株高になることが多い─。
そんな根拠のない話に踊らされる人がどれだけいるのかわかりませんが、2022年のクリスマス明けは株安になりました。
それ以前にも、中間選挙のある年は株高になりやすい、とかもありましたが、結果はこのざまです。
米国長期債の利回りが急上昇して、株価は下がりました。
29日~30日 失業保険の受給者数が増えた
米国の失業保険の新規申請者数と継続受給者数が予想よりも増えていたようです。
インフレの要因の1つになっている人件費の高騰に歯止めがかかることが期待されたのか、株価が騰がりました。
でもすでに年末お休みモードに入っているのか、大きな盛り上がりはなく、株安のまま1年を終えた感じになりました。
S&P500指数は1年で20%程度の下落に
2022年、S&P500指数は1年間で20%くらい下落しました。
騰がったり下がったりの繰り返しですが、11月末に4000を超えたところを1つの山として見ると、いまは下落の真っ最中で次の底は3500を割りそうな感じでしょうか。
でも9~10月の3500が大底で、すでに上昇に転じているかもしれないのです。
結局、先のことはわからないから、僕は少しずつ積み立てるのです。
12月5週目 投信積み立て残高
ファンド名 | 投資総額 | 時価総額 | 損益(金額) | 損益(%) |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 481,000 | 504,169 | 23,169 | 4.82% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 240,000 | 249,927 | 9,927 | 4.14% |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 5,000 | 4,944 | -56 | -1.12% |
楽天・全米株式 インデックス・ファンド | 109,989 | 112,522 | 2,533 | 2.30% |
合計 | 835,989 | 871,562 | 35,573 | 4.26% |
前週 | 835,989 | 865,593 | 29,604 | 3.54% |
前週との差額 | 0 | 5,969 | 5,969 | 0.71% |
積み立ては2021年1月に開始
S&P500指数は微減
S&P500指数の年末の終値は3839.50ポイントでした。
前週末からは5.32ポイント、0.1%の微減になりました。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額は少し上昇
12月4週末 | ¥17,915 |
12月5週末 | ¥18,035 |
差額 | ↑¥120 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額は前週末から120円増額しました。
0.67%の微増ですが、18000円台に復帰して年末を迎えることになりました。
各ファンドの前年末との比較
年末なので各ファンドの基準価額を前年末と比較してみましょう。
ファンド名 | 2022年末 基準価額 | 2021年末 基準価額 | 増減(%) |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | ¥18,035 | ¥19,204 | -6.09% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | ¥19,021 | ¥20,110 | -5.42% |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | ¥11,318 | ¥11,905 | -4.93% |
楽天・全米株式 インデックス・ファンド | ¥18,535 | ¥20,094 | -7.76% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は6%減
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は前年末から6%減になりました。
S&P500指数が20%近い下落をしていることを考えると、大した下落ではないと言えるかもしれません。
米国の金利上昇で株価は下がったものの、円安ドル高で円換算では年初よりも高騰している時間が長く続いていました。
しかし年末の黒田砲で大幅なマイナスに落ちました。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは5.4%減
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは5.4%減になりました。
米国株式ファンドよりも下落幅は小さかったです。
ここも黒田砲で年末に一気に下がりました。
eMAXIS Slim 先進国債券インデックスは5%減
eMAXIS Slim 先進国債券インデックスは4.9%減になりました。
2022年の先進国債券は先進国株式とさほど変わらない下落幅になりました。
下落の理由はただ一つ、黒田砲です。
債券価格は下がっていますが、為替がそのぶん円安になっていたことでバランスは取れていました。
それが年末の黒田砲で円高に動いた分、マイナスになりました。
楽天・全米株式インデックス・ファンドは7.8%減
楽天・全米株式インデックス・ファンドは7.8%減になりました。
僕の保有ファンドでは最大の下落率になりました。
ここも主な下落理由は黒田砲なのですが、S&P500ファンドとは差がついてしまいました。
大企業は減益でも黒字で、利益減少に留まっているところも多いのですが、小型株は赤字拡大でやばそうなところも出てくる、といった感じでしょうか。
格付けの低い企業は社債発行時の金利負担が大きくなりそうです。
含み益は前週末からは増加、前年末からは大幅減
含み益の合計は前週末から5,969円増えて、35,573円になりました。
年越しをマイナス突入で迎えずに済んで一安心です。
しかし前年末からは48,296円の減少になりました。
半分以下です。
投資総額は増えているのに、利益は減りました。
円安で高値になっている時の買い増し分がマイナスになっているのが痛いですね。
12月5週目 損益の推移
年末まとめ号なのでグラフも2本です。
週毎の損益推移グラフ
週毎の損益推移は、少し増えました。
でも月初には10万円あった含み益は3ぶんの1程度になりました。
保有総額の推移グラフ
次は保有総額の推移グラフです。
毎月買い増しをしているので、右肩上がりになるのは当然なのです。
いままでは縮んでも急に伸びたりしてきましたが、今回はどうなるでしょうね。
12月5週目 SBI証券の投信損益は前年末から大幅減
SBI証券の投信損益も前週比と前年比の2本で。
前週末からは少し増益
SBI証券の投信損益は543,927円でした。
前週から1万6千円くらい増えました。
前年末からは33万円減
前年末の損益は88万円でした。
1年前から投信損益は33万円減りました。
でもそのうち半分の17万円くらいは、売却で利益確定しています。
含み益の減少は17万円くらいです。
現時点では下落前に逃げ切った、と言えるのですけど、数年後には先走ったと思うかもしれないですね。
安くなったところでまた買えば良いのですけど。
12月5週目 まとめ
2022年に積み立て投資を始めた人の多くは損失になっているかと思います。
でも円安だったので、為替ヘッジありのファンド以外だとそこまで大きな損失にはなっていないかと思います。
僕が投資を始めたとき、一般NISAの120万円ぶんを一括投資したのですけど、その後すぐにコロナ暴落が来ました。
毎日10万円以上減って行って、あっというまにマイナス30%を超えました。
でも今はプラスです。
株価と為替が今後どんな動きをするかわかりませんが、そのうちまた株高になったらいいな、と思って僕は積み立てを続けるのでした。
個人的には今はまだ高値圏だと思っていますけど。
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個別のファンドについては、こちらのページで解説しています。→ファンド解説のページ
※これはあくまでも、やすふじ個人の投資状況であり、特定の商品や投資活動を推奨するものではありません。
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