2022年12月3週目、12日~16日の投信積立の記録と、米国株と経済の話とかです。
新NISAの制度については色々と話は出てきているのですが、現時点では『よくわからない』というのが僕の正直な感想です。
年間の投資可能額が増えそうってのはわかるのですが、
・生涯上限額ができる。
・売却したらNISA枠が復活して再投資できる。
とかがあって、上限があるのに枠が復活するとか、まるで意味が分からないですね。
投資額の累計の上限ではなくて、保有額の上限なのでしょうか?
金融庁の「新しいNISA」の解説ページを見たら、
『今後更新予定です。』
としか書いてなくて、何の参考にもならなかったです。
まだ確定していないものは載せられないのでしょうけど。
生涯上限額が累計の上限だったりすると、
『親が自分名義のNISA口座を勝手に使っていて投資できなかった』
とかのトラブルが起きそうなのですが、すでに新規口座開設のキャッシュバックサービスをもう受けられない子供たちは沢山いそうで、ちょっと可哀そうだなと思うのでした。
2022年12月3週目、米国経済、株価の振り返り
前週の米国株は、生産者物価指数・PPIが予想を上回る伸び率だったこともあり、株安でした。
12日~13日 CPIの伸び率鈍化で株価は騰がる
米国で13日に発表された消費者物価指数(CPI)の伸び率は鈍化していました。
PPIの伸び率が高かったことで利上げペースの鈍化期待が萎んでいましたが、CPIの結果を受けてまた利上げペースの鈍化期待が高まりました。
米国株価は上昇して、S&P500指数はまた4000台に戻りました。
14日 FOMC後の利上げ幅は0.5に鈍化
14日にはFOMCの会合があって、政策金利の発表がありました。
このところ0.75%の長ハイペースの利上げが続いていましたが、12月の利上げ幅は0.5%に縮小されました。
しかし利上げ幅の縮小で株価は騰がる…とはいきませんでした。
利上げ幅は縮小されたものの、ピークの金利はこれまでよりも高くなり、高金利の長期化も示唆されたため、株価は下がりました。
とはいえ、これも織り込み済みといった感じで、株価変動は大きなものにはなりませんでした。
15日~16日 景気後退感が増して、株価は下がる
15日にはニューヨーク連銀製造業景気指数とかフィラデルフィア連銀景況指数の景気指標が発表されたのですが、これが予想を大きく上回る低下になりました。
小売売上高も予想以上に落ち込み、米国経済は景気後退へと向かっていることが示されました。
16日発表の製造業PMIなども軒並み悪化しており、米国株は連日の下落に。
大きな下落になっていた前週よりも、さらに下落することになりました。
米国市場の12月第3金曜日は先物やオプション取引の期限が重なる「トリプルウィッチング」と呼ばれる日で波乱が起こりやすいと言われているのですが、大きな転換期となる日になったのでしょうか。
12月3週目 投信積み立て残高
ファンド名 | 投資総額 | 時価総額 | 損益(金額) | 損益(%) |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 481,000 | 529,412 | 48,412 | 10.06% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 240,000 | 261,581 | 21,581 | 8.99% |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 5,000 | 5,246 | 246 | 4.92% |
楽天・全米株式 インデックス・ファンド | 109,989 | 118,217 | 8,228 | 7.48% |
合計 | 835,989 | 914,456 | 78,467 | 9.39% |
前週 | 835,989 | 923,700 | 87,711 | 10.49% |
前週との差額 | 0 | -9,244 | -9,244 | -1.11% |
積み立ては2021年1月に開始
S&P500指数は週間で2%の下落に
S&P500指数は今週も下落しました。
CPIの伸び率鈍化は株高を期待させるものだったのかもしれませんが、FRBの偉い人たちが繰り返し言っているように、インフレ率の目標値は2%です。
多少伸び率が下がったものの、11月の米国CPI前年比は7.1%です。
まだ5%もの開きがあります。
当日のうちに手仕舞いするような短期売買にとっては良いイベントだったかもしれませんが、長期保有を前提とするのであれば手を出すには気が早すぎるといった感じでしょうか。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額は微減に留まるが…
12月2週末 | ¥19,153 |
12月3週末 | ¥18,938 |
差額 | ↓¥215 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額は、前週末から215円下がって18,938円になりました。
1.1%の減額でS&P500指数の下落と比べたら微減と言える程度に留まりましたが、金曜日の米国株安は週明けに反映されて、もう少し下がることになりそうです。
その後は週明けの米国市場次第ですけど…。
含み益はまた減少で、利益率が10%を割った
僕の楽天証券での投信保有総額は、前週末から9,244円減りました。
約1万円減です。
含み益の合計は78,467円になりました。
利益率は9.4%に下がって、また10%を割りました。
12月3週目 損益の推移
投信損益は3週連続の減益になりました。
米国のインフレだけでなく、僕の投信損益もピークアウトですか。
12月3週目 SBI証券の投信損益は微減
SBI証券の投信損益は643,325円でした。
前週から4千円くらい減りました。
こっちは微減ですね。
国内のリートインデックスは少し増えていたからでしょうか。
12月3週目 まとめ
米国市場では「クリスマスラリー」といって、年末は株高になりやすいとかの都市伝説じみた話があるのですが、「ブラッククリスマス」という言葉もあるので、今年はどっちになるんですかね。
検索すると出てくるのは無関係なyoutube動画ですけど。
短期的には株価は上がったり下がったりするでしょうけど、『ここが買い場だ』と安易に飛びついたりしないように、慎重な投資判断を心掛けたいものです。
…これだけ急落したら、さすがに…。
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