2022年11月1週目、10月31日~11月4日の投信積立の記録と、米国株とか経済の話です。
11月始めに予定されていた米国のFOMCが終了しました。
政策金利は予想されていた0.75%の利上げでサプライズはありませんでした。
注目されていたのは、次回以降の利上げ幅についてなのですが、次回以降に利上げペースを落とす可能性を示唆しているものの、金利のピークは従来予想よりも高くなる可能性も示唆しているそうです。
インフレ率に大きく影響するものに住居費用があります。
金利の上昇で、米国では住宅ローンの金利が7%にまで上昇しているのだとか。
長期のローンを組んだら、借入元本を超える利息の支払いになりそうですね。
そんな感じなので住宅が売れず、住居を借りる人が増えて家賃が高騰して、インフレ率が上昇している。
インフレを抑えるための利上げでインフレが加速している面もあるようですが…利上げを緩めたら他のところでインフレが加速するかもしれないし、難しい判断になるのでしょうね。
2022年11月1週目、米国経済、株価の振り返り
前週の米国株価はGAFAMなどの残念決算で下落する場面もあったものの、利上げ減速期待論が台頭して米国債の利回りが急降下して週間では大きく上昇していました。
10月31日~ FOMCを警戒してか、米国株価は下落
前週に大きく上昇していた反動か、FOMCへの警戒感か、週明けの米国株価は下落しました。
NASDAQやS&P500指数はGAFAMなどハイテク株の下落も挟んでいたのですが、NYダウ平均は週間で6%近い上昇でした。
それだけ上がれば、反発で下げるのも仕方がないのかもしれません。
FOMCを前に利益確定で売りたくもなるでしょう。
11月2日 FOMC後にピーク金利の上昇を示唆、株価は急落
FOMCの後、パウエルさんのありがたいお言葉がありました。
利上げペースの鈍化を示唆しましたが、ピーク金利が従来の想定よりも高くなることも示唆しました。
株価は急落しました。
米国債の利回りは急上昇しました。
3日 さらに下がる米国株
前日に下げ足りなかったのか、米国株は続落しました。
利上げペース鈍化論を真に受けて楽観視して、買いポジションを取ったまま寝ていた海外投資家が慌てて売ったのでしょうか。
この日発表されたISM非製造業景気指数は、前月よりも下がっていました。
事前予想よりも低かったようです。
でも詳細を見ると、根強いインフレを示していたみたいです。
4日 失業率は上昇したものの、雇用者数は増える
4日には米国の雇用統計が発表されました。
NFPのほうです。
失業率は予想よりも上昇していました。
しかし雇用者数は予想を大きく上回る数値で、米国の雇用は依然として力強いといった印象になりました。
株価は騰がったり下がったりと、ちょっと荒れました。
中国でゼロコロナ政策の見直しを計画している、という出所不明な噂が広まって、工場のロックダウンが無くなって物不足解消とかの期待もあったようです。
米国株は少し上がりました。
でもその後、政策の見直しは否定しています。
11月1週目 投信積み立て残高
ファンド名 | 投資総額 | 時価総額 | 損益(金額) | 損益(%) |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 461,000 | 523,317 | 62,317 | 13.52% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 230,000 | 253,745 | 23,745 | 10.32% |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 5,000 | 5,267 | 267 | 5.34% |
楽天・全米株式 インデックス・ファンド | 106,656 | 118,450 | 11,794 | 11.06% |
合計 | 802,656 | 900,779 | 98,123 | 12.22% |
前週 | 769,323 | 878,655 | 109,332 | 14.21% |
前週との差額 | 33,333 | 22,124 | -11,209 | -1.99% |
積み立ては2021年1月に開始
・買い増し
ファンド名 | 投資総額 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 20,000 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 10,000 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 3,333 |
S&P500指数は3%超の大幅下落に
前週は下落する場面もありながら4%近い大幅上昇だったS&P500指数ですが、今週はほぼ全戻しとなる大幅下落になりました。
上に書いたように、FOMCで今後の利上げペースの鈍化は示唆されたものの、金利のピークは想定よりも高いものになることが示唆されました。
また、ペースの鈍化によって高金利の長期化にもなり得るため、それによる企業収益の悪化の長期化を織り込んだ株価下落といった感じでしょうか。
本格的な株価上昇には利下げに転じる必要がありそうですが、当分先になりそうです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額は1%強の減少に
10月4週末 | ¥19,661 |
11月1週末 | ¥19,433 |
差額 | ↓¥228 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額は前週末から228円下がりました。
約1.2%減です。
米国株価は前週の金曜日に大きく上昇していたので、月曜日には投資信託の基準価額も大きく上昇していたのですが、週末の比較では大きな減少にはなりませんでした。
含み益は減少、また10万円を割る
月初の買い増しがあったので、僕の楽天証券の投信保有時価総額は22,124円増えて、90万円台に乗りました。
しかし米国株価は下落したので、含み益は11,209円減りました。
含み益の合計は98,123円。
また10万円を割りました。
利益率は10%以上を維持しているのですけど。
2022年11月・楽天ポイントを加算した損益
今月の獲得ポイント | 332 |
楽天カード(投信積み立て)累計 | 8,002 |
ハッピープログラム(投信残高)累計 | 141 |
獲得楽天ポイント合計 | 8,143 |
実質損益(金額) | 106,266 |
実質損益(%) | 13.24% |
投信積立で獲得した楽天ポイントは、累計で8000ポイントを超えてきました。
期間限定の0.5%ボーナスは遅れてくるので、実際に受け取ったポイントはもうちょっと少ないのですけど、計算が面倒なので。
貰ったポイントを利益に含めれば、含み益と合わせて10万円を超えています。
11月1週目 損益の推移
損益の合計は、また減ってしまいました。
なかなか10万円を突き抜けていきませんね。
今月の買い増しは高値買いになっているので、その分もさっそく損失拡大ですよ。
11月1週目 SBI証券の投信損益の利益率は上昇
SBI証券の投信損益は780,634円でした。
先週から4万円近く減ったのですが、前回書いたように一部ファンドを売却して保有総額も減っているので、利益率は上がったようです。
2万4千円の利益確定なので、運用損益の減額は1万5千円くらいでしょうか。
配当貴族のファンドは2022年の利回りではS&P500インデックスの低コストファンドよりも高いです。
でも野村よりも低コストの配当貴族ファンドが出たようなので、乗り換えです。
少しコストが高いうえに、売却時信託財産留保額も設定されているので。
多少のコストがかかっても、暫くはS&P500インデックスよりも高いパフォーマンスになるとは思っているのですけど。
11月1週目 まとめ
久しぶりに翌週の市場開始前の更新ができました。
更新が遅れると、何があったかわからなくなって余計に遅れていくんですよ…。
FOMCを通過して株価は一旦下がりましたが、利上げが続いても未だ力強い米国経済ということで株価が上がるのか。
もうだめだと心が折れて急落するのか。
今後の株価の予想なんてできないので、僕は無難に積み立てを続けるのでした。
積み立て投資が無難なのかは微妙なところですけど。
次回の運用状況はこちら。
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個別のファンドについては、こちらのページで解説しています。→ファンド解説のページ
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