投信積立3月1~3週目 利上げはまだ始まったばかりなのだ

米国の金利が上がると、ハイテク株の株価が下がる─なんてことを言う人がいるそうです。

事業をするにはお金が必要です。
余程の資産家でもなければ、お金を借りて事業を始めます。
お金を借りていれば、利息を払わなければいけない。
金利が上がると、支払う利息が増えるので、儲けが減る、あるいは借金が増える。

利益が減るか、赤字が増えるので、株価が下がる。
それはわかりますが、なぜハイテク株を名指しで株価が下がると言うのか?

たぶん、NASDAQとか新興企業は赤字でも上場できるので、金利が上がると赤字が拡大していって、株価も下がっていく…ということが言いたいんじゃないでしょうか。

2000年頃。かつて、ドットコムバブルの崩壊、ということがあったそうです。
なんかよくわからんハイテクっぽい企業がもてはやされて、NASDAQの株価が高騰。
ところが金利の上昇をきっかけに、バタバタと倒産が相次ぎ。
NASDAQは大暴落、失業者があふれることになった─。

今、米国経済、世界経済を牽引しているのは、GAFAなどのハイテク企業です。

ハイテク株高+金利上昇→ドットコムバブル崩壊の再来だ。

なんとまぁ、安易な理屈ですかね。
当時の金利は、4%→6%へと上昇していたようです。
今回発表された金利は、0%→0.25%で、年内に2%に上がるかも、といったところです。
2000年頃、4%の金利では株高だったのなら、まだまだ余裕がありそうに見えますよね。
FOMCの会合後、金利の上昇が発表されたわけですが、株価は下がるどころか上がっています。
NASDAQは急上昇しています。

金利上昇でハイテク株が下落なんて、なかったんだ─と思いそうになるところですが。
まだ油断はできないんですよ。

0.5%の金利上昇を警戒していたところに、0.25%で済んだ。
その分が少し上がっただけ、という見方もできます。
金利の上昇は3月の一度だけでは終わりません。
少しずつですが、毎月のように上昇していくことが予想されています。
インフレが鈍化せずに進んでいくようなら、金利を急上昇させる可能性もあります。
そして、金利の上昇で資金繰りが悪化、回らなくなって倒産する企業も出てくるかもしれません。

ちょっと株価が騰がりだしたからって、ここが勝負どころだと資金投入するのはまだ早いかなーと僕は思うので、ちょっとずつ積み立て投資を続けようと思うのでした。
株価が騰がるなら、いままで積み立てたぶんが増えて利益になりますからね。

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3月3週目 投信積み立て残高

ファンド名投資総額時価総額損益(金額)損益(%)
eMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
301,000338,80837,80812.56%
eMAXIS Slim
先進国株式インデックス
150,000164,55714,5579.70%
eMAXIS Slim
先進国債券インデックス
5,0005,070701.40%
楽天・全米株式
インデックス・ファンド
79,99286,4376,4458.06%
合計535,992594,87258,88010.99%
前週502,659529,96927,3105.43%
前週との差額33,33364,90331,5705.55%
2022.3.18 楽天証券の投信積み立て残高

月初どころか、もう月末に近いですが、3月初めの更新なので買い増しがありました。

ファンド名投資総額
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)20,000
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス10,000
楽天・全米株式インデックス・ファンド3,333
2022年3月の買い増し

S&P500指数は急上昇

S&P500指数2022年3月3週目株価チャート
画像はGoogle検索結果のスクリーンショットです

前回更新の2月4週目は、S&P500指数は4200近くまで下げた後、反発して4400近くまで上昇していました。
毎度、月初の買い増しを狙い撃つかのような米国株の上昇でしたね。

僕の投信買い増しが終わった後、S&P500指数はまた下落しました。
一時は4100台まで下落しましたが、3月15日から猛反発して4500近くまで上昇しています。

2月4週末17,299円
3月3週末18,292円
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額は、3週間で1,714円も増額しています。
間違えました。
千円弱でした。
株価がそこそこ上がっているのと、為替が急激にドル高円安になっています。

USドル・日本円の為替チャート 2022.3.21
画像はGoogle検索結果のスクリーンショットです

僕は投資信託を通じて米国株に投資しているので、円安になると資産が増えているのですが、すぐ売るわけではないので現金が増えているわけではないです。
円安になると輸入品の値段が上がりますし、投資信託の買い増し時も口数が減ってしまうので、いま円安が進むのは歓迎できることではないですね。

保有資産の含み益は3週前から倍以上に増えた

米国株価は上昇、為替もドル高になって、僕の投信積立残高はそこそこ増えました。
含み益の合計は、3週前から倍以上に増えて、58,880円になりました。
利益率も10%台に戻りました。

先進国株式インデックスと比較すると、米国株、S&P500は強いですね。

2022年3月・楽天ポイントを加算した損益

今月の獲得ポイント333+16
楽天カード(投信積み立て)累計5,342
ハッピープログラム(投信残高)累計106
獲得楽天ポイント合計5,448
実質損益(金額)64,328
実質損益(%)12.00%
投信積み立てで獲得した楽天ポイントを、投資利益に加算した場合の参考値

楽天ポイントも増えてきました。
ハッピープログラムの合計ポイントが100ポイントを超えましたが…もう終わるんですよね。
残念です。

3月3週目 損益の推移

2022.03.19 投信損益推移グラフ

合計損益は、赤字転落を回避して急上昇です。
安くなれば口数を多く買えることになるので、将来の利益と考えるとむしろ歓迎なのですけど。

将来株高になる前提ですが。

3月3週目 SBI証券の投信損益も大幅増益

SBI証券の投信損益2022年3月19日

SBI証券の投信損益は723,262円でした。
50万円台まで減っていましたが、こちらも米国株ファンドが中心なので多く増えました。
1週間で僕の月給以上に増えています。

3月3週目 まとめ

大きな利益を狙いたくなるものですが、そのぶん損失を被るリスクも大きくなってしまいます。
底値を見極めて全力投資。
当たればでかいです。
でも外したら損失もでかいです。

金利だけではなくて、原油などの資源価格だったり、世界情勢も株価に大きな影響を与えます。
一つの要素だけに注目していると、大抵やらかします。
多方面にアンテナを張っていないといけないのですが、結局わからんのです。

僕はちょっとずつ積み立て投資をして、将来大きく増えたら良いなーと思っています。

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※これはあくまでも、やすふじ個人の投資状況であり、特定の商品や投資活動を推奨するものではありません。

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