普段長期投資の人がデイトレードをやってみた結果

普段長期投資の人がデイトレードをやってみた結果2022.08.16

僕は基本的には長期投資をしています。
日中は仕事があるので、株取引なんてできません。
朝と昼に少し触る程度なので、短くても数日での株価変動を見ています。

今日はお盆で仕事は休み。
でもゴミの日だから朝起きた。
外は暑いし、人が多いところにも行きたくない。
僕は休みだけど、平日だから市場が開いてる。

よし、株やってみよう。
という安易な考えで、初めてのデイトレードをやってみたわけです。

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売買対象に選んだのは<1570>NF・日経レバETF

今回僕が売買する対象に選んだのは<1570>NF・日経レバETF。
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信です。

<1570>NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ上場投信とはどんなETFか?

日経平均株価に連動するETFです。
レバレッジがかかっていて、値動きが2倍になるやつです。
日経平均株価が1%上がったらETFは2%上がります。
そのかわり、1%下落したらETFは2%下がります。
信託報酬は0.88%と高めですが、長期保有しなければ影響ありません。
分配金は設定上は5月20日になっていますが、出たことがありません。
基本的には短期売買向けで、長期保有には向いていません。

何故<1570>NF・日経レバETFを選んだのか?

<1570>NF・日経レバETFを選んだ理由は、個別株だと急騰・急落で1日に20%の株価変動がありえるため、逆に行ったときの損失が怖いからです。
日経平均ならせいぜい2%程度、レバレッジで倍になっても損失が5%までは行かないだろう、という弱気な考えです。

それでいてレバレッジETFを選ぶのは、値動きが小さかったら地味だからです。

前日の米国株が上昇していたので、日経平均も続騰を予想

ダウ平均株価チャート2022.8.15
ダウ平均株価チャート2022.8.15
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

前日夜の米国株価は、下落で始まった後、上昇して終わっていました。
僕は翌日の日経平均株価がこの株価の動きに近いものになる、と予想しました。
朝下落して始まって、昼前にプラスに、午後はゆったり。

下落予想なら<1357>日経ダブルインバースETFなのですが、上昇予想なので<1570>NF・日経レバETFです。
株価が想定外の動きになったら、二度寝するだけです。

日経平均株価と米国株価は全く別のものです。
『近い動きになる』というのはただの勘であり、なんの根拠もありません。
そうなったら良いな、という願望です。

想定通り、下落して始まって、プラスに転じる…が、しかし

日経平均株価チャート2022.8.16
日経平均株価チャート 2022.8.16
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

日経平均株価は、僕の想定通りに下落して始まり、すぐに上昇に転じました。
<1570>NF・日経レバETFも、日経平均に連動した値動きです。

1570-日経平均レバレッジ上場投信株価チャート2022.8.16
1570-日経平均レバレッジ上場投信 株価チャート 2022.8.16
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

10時頃に前日終値付近まで上昇して、一旦下げて、また騰がる。
もう一度下げて、昼前にプラスに転じて、午後はゆったり。
想定通り、NYダウと似たような動きでした。

ただ、ちょっと…上げ下げの角度がね、急すぎましたよね…。

日経平均株価とNYダウは全く別のものです。
『似たような動き』というのは個人の主観であり、何ら相関のあるものではありません。
ただのこじつけです。

底と天井はくれてやれ、想定していた売買は…

1570-日経平均レバレッジ上場投信株価チャート2022.8.16 売買想定ライン
1570-日経平均レバレッジ上場投信株価チャート 2022.8.16 売買想定ライン
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

底と天井はくれてやれ、というわけで、僕が想定していた売買は赤いところで買って、青いところで売る。
下落から上昇に転じたところで買って、上昇から下落し始めたら売る。
まぁ、言うのは簡単ですよね。
で、結果はこちら。

デイトレードの結果2022.8.16の1
デイトレードの結果2022.8.16の1

下が先の取引で、上が後の取引です。
買い、売り、買い、売り…になってない。

急落に慌てて、買い付けと売却を間違えた

最初の買い付けの想定は15,450→15,521で遅れすぎ。
その結果、売却のタイミングが厳しくなったうえ、下落が早くて慌てて、損切のつもりが間違えて買い付け。

2度目の買い付けも遅れて、15,500→15,530。
でもこれはちょっと急すぎましたね。
下落も急だったのですが、なんとか利益になる範囲で売却。

そして、売買を間違えていたことにようやく気付いて、追加の売却と。

想定通りに売買ができるなら、みんなやってますよっと。

売買結果はプラスだけど、内容は散々

デイトレードの結果2022.8.16の2
デイトレードの結果2022.8.16の2

結果は2千円の利益になりました。
最高値と最安値の差額も200円に満たない小幅な値動きだったのと、初めてのデイトレードなので大きく張らずに10口に抑えていたので、まあこんなものです。

売買を間違えていなければ、トントンくらいなのですが。

売買利益が少額なら、手数料を抑える必要がある

今回の売買は、楽天証券の「いちにち定額コース」で手数料が無料になる100万円に抑えました。
手数料以上の利益が出る気がしなかったので。

楽天証券には「デイトレード割引」があった

後で見たら楽天証券には「デイトレード割引」というのもあって、同日のうちに買い付けたものを売却した場合、売却分は約定代金の計算に含めない、というのもあるようですね。
無料の範囲でも同じ計算になるのか、よくわからないのですけど。
利用する証券会社によって手数料の形態は違うので、自分が利用する証券会社の制度くらいは把握しておきたいものです。

複数の証券会社で無料分の取引をするって手もありますが、アプリの操作とか間違えそうですね。

証券会社によっては売買手数料が無料のETFもある

証券会社によって対象になるETFに違いがありますが(そもそも無いところも)、売買手数料が0円のETFがあります。
楽天証券やSBI証券ではNEXT FUNDSの銘柄も多数対象に入っているのですが、僕が今回売買した<1570>NF・日経レバETFは対象外でした。
でも似たようなETFで0円の対象になっているものもあるので、そのETFを選択しても良かったかもしれません。

<1458>楽天ETF‐日経レバレッジ指数連動型【楽天225ダブルブル】
<1459>楽天ETF‐日経ダブルインバース指数連動型【楽天225ダブルベア】
あるいは、レバレッジのないETFでも数を増やすとかもありますね。
資金が多く必要になりますが。
それに、単価も違うし出来高も違うので、ある程度の代用はできても全く同じ使い方はできないのですけど。

結論:僕にデイトレードは向いていない

結果的には多少の利益になりましたが、売りと買いを間違えた故のものであり、内容は散々でした。
繰り返して利益を狙うには、再現性のある手段でないとだめです。
結果オーライでは駄目なのです。
元から確信はありましたが、僕にデイトレードは向いていませんでした。

でも、もうちょっとゆっくりした展開なら、行けそうな気が…。

あと、大きな利益を狙うならCFDとかでレバレッジをかけた差金決済取引じゃないと難しいでしょうね。
損失も高額になりそうですけど。

僕は多少下落しても、騰がるまで待てばいいや、の長期投資のほうが向いていそうです。

それが成功するかは別問題ですが。

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※これはあくまでも、やすふじ個人の投資状況であり、投資を推奨するものではありません。

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