2022年12月2週目、5日~9日の投信積立の記録と、米国株価と経済の話とかです。
少額投資非課税制度、NISAの仕組みを変更するというのは以前から話が出ていましたが、その変更内容が少しずつ明らかになってきました。
決定するまでに二転三転しそうですけど。
現状は一般NISAとつみたてNISAに分かれていますが、これが一元化されるようです。
それと、非課税期間が無期限になるそうな。
投資金額の上限はあるようですけど。
それなら最初に上限いっぱいに買い付けておけば、複利の効果を最大限に受けることができるのですが、どうやら「つみたてNISA+自由枠」的なものになりそうだとか。
その場合、現状のつみたてを継続しつつ、高配当株やETFを自由枠に入れる感じになりそうです。
でも増税大好きな岸田政権ですから、非課税枠の増加だけで終わるはずが無く…。
金融所得課税の強化となれば増税前に一斉売却で大暴落とかありえそうで、非課税枠が増えたから最大限に活かそうとすぐに飛びつくと、無期限の非課税期間といえども永遠の含み損なんてことになりそうなので、慎重な投資を心掛けたいものです。
2022年12月2週目、米国経済と株価の振り返り
前週はパウエルFRB議長が利上げペースの減速を示唆したことで米国株価は急騰したものの、その後は景気後退感も強まって停滞気味でした。
5日~6日 ISM非製造業景気指数が予想外に高く、利上げ懸念が高まる
5日に発表されたISM非製造業景気指数が、予想以上に高いものでした。
景気指数が高いということは、前週に高まった景気後退感を払拭するものになりそうですが、高まったのは利上げの長期化懸念と米国債の利回りでした。
米国債の利回りが上昇したので、株価は下がりました。
7日 労働生産性指数の上昇で米国債利回りは急低下
7日には第3四半期 非農業部門労働生産性指数というのが発表されて、これが予想よりも高い数値でした。
その結果、米国債の利回りが大きく低下しました。
ところが、アップルやテスラの生産減少懸念が報じられ、株価は下がりました。
中国のゼロコロナ政策の緩和が報じられているのですが、iPhone工場では従業員が辞めてしまっていて、行動規制が緩和されても工場の生産はすぐには増やせないという話があったようです。
8日 失業保険受給者増加で株価が騰がる
8日には米国の失業保険受給者数とかが発表されて、これが増えていたようです。
景気後退感が増しそうなものですが、インフレの低下と利上げペース鈍化の根拠になりそうな数値ということで、株価は上がりました。
9日 PPIの伸び率は予想を上回る
9日には生産者物価指数、PPIの発表がありました。
前年比では前月を下回っていたものの、予想よりは高い伸び率でした。
依然として高いインフレ率を示す数値が出てきたことで、利上げ減速期待が薄まりました。
米国債利回りはまたも急上昇して、株価は下がりました。
翌週にはCPIとFOMC、政策金利の発表を控えているのですが、インフレ率と政策金利の上げ幅が高くなるのでは、という懸念が増してきているようです。
12月2週目 投信積み立て残高
ファンド名 | 投資総額 | 時価総額 | 損益(金額) | 損益(%) |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 481,000 | 534,972 | 53,972 | 11.22% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 240,000 | 263,854 | 23,854 | 9.94% |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 5,000 | 5,243 | 243 | 4.86% |
楽天・全米株式 インデックス・ファンド | 109,989 | 119,631 | 9,642 | 8.77% |
合計 | 835,989 | 923,700 | 87,711 | 10.49% |
前週 | 835,989 | 940,273 | 104,284 | 12.47% |
前週との差額 | 0 | -16,573 | -16,573 | -1.98% |
積み立ては2021年1月に開始
S&P500指数はまたも4000ポイントを割る
12月2週目のS&P500指数は、前週末から下落しました。
FRBの利上げペースは減速期待が高まっていましたが、常々『利上げ幅はデータ次第』と言っています。
そのデータはインフレ減速を示す数値もあったものの、依然として高いインフレ率を示すデータもあるため、利上げ幅の縮小期待が小さくなっているようです。
そして景気後退を示すデータも出てきているため、株価はまた下がってきています。
S&P500指数の週末の終値は、前週から137ポイント下がって、3,934.38ポイントになりました。
3%を超える下落になっています。
米国株式(S&P500)の基準価額は株価ほど下がらなかったが…
12月1週末 | ¥19,500 |
12月2週末 | ¥19,153 |
差額 | ↓¥347 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額は、前週末から347円減りました。
1.8%程度の減少です。
木曜日に株価が上昇したところで算出しているので、S&P500指数程の下落にはなりませんでしたが、前週を超えるそこそこ大きな下落になっています。
金曜日の米国株安は、週明けに来ますし。
含み益の合計はまた10万円を割る
僕の楽天証券の投信保有総額は、前週から16,573円減りました。
含み益の合計は87,711円で、また10万円を割りました。
含み益があるぶんだけ、まだマシなのかもしれませんけど。
12月2週目 損益の推移
投信損益は2週続けての減益になりました。
減少幅は拡大しています。
そして週明けも減る見込みです…。
12月2週目 SBI証券の投信損益も少し減る
SBI証券の投信損益は647,321円でした。
先週から2万4千円くらい減りました。
先週の売却で得たNISAの節税利益が飛んだ感じです。
売らずに保有していたら、その利益も減っていたのですけど。
12月2週目 まとめ
そろそろ年末なので、来年のつみたてを見直すなら早めにやっておいたほうが良さそうです。
楽天証券の定期買い付けは月初なのですが、注文の修正は半月前くらいにやっておかないとなので…まだ間に合うかな?
来年からNISA口座を別の証券会社に移そうと思っても、もう間に合わないかもしれないですね。
年初の買い付けが終わったら、別の金融機関でNISA口座を開けなかったと思います。
ファンドの利回りそのものはどこの証券会社でも変わらないですし、ポイント還元の良いところを追っていてもいつ制度が変わるか、わからないんですけどね。
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※これはあくまでも、やすふじ個人の投資状況であり、特定の商品や投資活動を推奨するものではありません。
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