株運用11月1週目 日本株の運用だけど気にするのは米国金利

2022年11月1週目、10月31日~11月4日の日本株とETFの運用記録と、日本経済の話とかです。

日本企業の7~9月期の決算発表が増えてきました。
海外展開する企業は円安で恩恵をうける一方で、国内市場を中心としている企業は大きな打撃になっている、といった印象を受けます。
4~6月期も同じだったのですけど、円安が進んだことで増益・減益の幅も広がってきた感じでしょうか。

しかし円安の大きな要因となっている米国の利上げはペースダウンの予想が出てくるなど、少し前の1ドル150円台をピークにやや落ち着いた感じも見せています。
欧米では景気後退懸念が増していますし、円安もピークを過ぎたのであれば円安で儲かっている企業の利益もピークを過ぎているのでは、と思ってしまうのですが、インフレが落ち着くまで米国等が利上げを続けるのであれば、円安のピークもまだ先にあるのでは、とも思うわけです。

とはいえインフレさえ落ち着けば欧米の金利もある程度下がることが予想されます。
金利のピークがいつ、いくらになるかはわかりませんが、数年後には今よりも下がっていると思われます。

だからといって、円の価値が上がるか、円高になるか、というとそれはまた別のお話なのかもしれませんけど。

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11月1週目の日本株、日経平均とか振り返り

日経平均株価2022年11月1週目株価チャート
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

前週の日経平均株価は、前週末比では上昇しているものの、米国ハイテク株安の影響を受けて大きく下落して週末を迎えていました。
でも27000円台は維持していたし、その夜の米国株が大きく上昇していたので、日経平均も反発しそうな週明けになりました。

10月31日 米国株高に引っ張られる日経平均

週明けの10月31日、日経平均は大きく上昇しました。
前週末に米国では『11月始めのFOMCの後、利上げペースが鈍化するのでは?』といった期待感が高まって、株価が大きく上昇していました。
インフレが鈍化していることを示す数値は見当たらず、何を根拠にした説なのかはわかりませんが。

とにかく米国株が上昇したので、日経平均も上がった感じです。
31日の終値は27,587円。
前週末から482円の大幅上昇になりました。

11月1日~2日 米国FOMCと祝日を前に様子見ムード

米国では11月1日~2日のFOMCが開催されて、その後に政策金利の発表とパウエル議長のありあがたいお言葉を控えていました。
株価が大きく動くイベントを目前に控えて、また3日の祝日の前ということもあって、日本市場では様子見ムードが漂います。

1日に業績の上方修正となる決算発表を行ったソニーグループの株価が大きく上昇するなど、個別には大きく動く銘柄もありました。
個人的には大幅な下方修正の残念決算を出した<2782>セリアの株価が大きく下がったら、と思っていましたが逆に高騰していました。

米国株は少し下げていたのですが、日経平均は2日は若干下げたものの、31日よりは上がりました。
2日の終値は27,663円でした。

4日 FOMC後に米国株安、やっぱり下がるよ日本株

日本が祝日モードに入っている2日の夜、米国ではFOMCがありました。
発表された政策金利は想定通りの0.75%の利上げ。
しかし、期待されていた利上げペースの鈍化はありませんでした。

2日の米国株価は大きく下落し、日本が祝日の3日も続落しました。
そして休み明けの4日、日本株は大きく下落しました。
日経平均の終値は27,199.74円。
前週末から100円近く上昇しているものの、下向きの印象で週末を迎えることになりました。

そんな中で大きく株価を上げたのが<5726>大阪チタニウムテクノロジーズ。
一時ストップ高でした。
<5727>東邦チタニウムも負けじと大きく上昇したのですが、僕はとっくに売却済みです。

2022.11.4 株式ETF保有銘柄リスト

コード銘柄数量取得単価11/4時価11/4評価額見込み損益(%)
1343NEXT FUNDS
東証REIT指数ETF
202,1082,109.542,190300.07%
1476iシェアーズ・コア
Jリート ETF
501,975.42,023101,1502,3802.41%
1488ダイワ上場投信
-東証REIT指数
402,006.252,013.080,5202700.34%
1496iシェアーズ 米ドル建て
投資適格社債ETF H有
501,878.201,898.094,9009901.05%
1497iシェアーズ 米ドル建て
ハイイールド社債ETF H有
2001,990.091,907.0381,400-16,618-4.18%
1812鹿島建設2001,3701,393278,6004,6001.68%
2866グローバルX 米国優先証券ETF250982.92984246,0002700.11%
3468スターアジア不動産投資法人358,70056,000168,000-8,100-4.60%
5020ENEOSホールディングス1000424.29498.1498,10073,81017.40%
5105TOYO TIRE1001,692.61,708170,8001,5400.91%
8308りそなホールディングス100420573.757,37015,37036.60%
8893新日本建物1600400.125433692,80052,6008.22%
合計2,684,6882,811,830127,1424.74%
前週2,674,9862,793,240118,2544.42%
前週との差9,70218,5908,8880.32%
2022.11.04 株式ETF保有リスト

・購入

コード銘柄数量取得単価
2866グローバルX 米国優先証券ETF10970
2022年11月1週目 購入リスト

<2866>グローバルX 米国優先証券ETFを買い増し

2866-グローバルX 米国優先証券ETF 2022.11.4株価チャート
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

今週も<2866>グローバルX 米国優先証券ETFを買い増ししました。
米国ではFOMC後に利上げ続行予想のためか、週末に為替が円安に動きました。
その影響で2866ETFの価格も上がったみたいです。

米国ETF PFFD 2022年11月4日 株価チャート
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

米国ETFのPFFDは10月末に少し上昇した後、また下落しています。
ドル円の為替も週末にやや円安だったものの、その後は円高に向かいました。
月曜日の2866ETFの価格も為替次第ですけど下がりそうです。

<5020>ENEOSは上昇、原油が高騰気味か

5020ENEOSホールディングス 2022.11.4株価チャート
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

10月半ばには480円くらいまで下落していた<5020>ENEOSホールディングスですが、2日には500円を超える程度には上昇しています。

WTI 原油(NIMEX 軽質スイート)価格チャート2022.11.4
https://www.bloomberg.co.jp/quote/CL1:COM

10月上旬に90ドル台まで上昇した後に10ドルくらい下落していたWTI原油先物が、また90ドル台に上昇しています。
今回は「中国がゼロコロナ政策を撤廃するらしい」という噂レベルの話のようですが、中国の経済・生産活動が正常化すれば原油需要が増えて、原油価格が高騰する…という感じのことみたいです。

原油が高騰するとまだ鎮静化していないエネルギーコストによるインフレがまた再加速してしまうので、保有株の高騰にはなりますがあまり嬉しい事態ではないですね。
でも中国の生産が活発にならないと、物不足による価格高騰がおさまりませんか。

保有個別株は概ね上昇して含み益は増加

金曜日に大きく下落しましたが、僕の保有銘柄では個別株は概ね上昇しました。
<5105>TOYO TIREは円安で好決算期待なのか2日まではそこそこ株価が上がっていたのですが、4日に下落してしまいました。

下がっていた米国債利回りがまた上昇して、債券ETFの価格も下がりました。
REITも下がっています。

含み益の合計は前週から8,888円増えて、127,142円になりました。

11月1週目 合計損益

今週の売却損益0
2022年売却損益322,541
今週入金の配当・分配金0
2022年の配当・分配金82,158
未収配当・分配金5,000
10月 貸株金利245
2022年 貸株金利合計2,754
2022年 確定損益合計412,453
2022年 確定損益(%)15.36%
2022年 確定損益+見込み損益539,595
2022年 確定損益+見込み損益(%)20.10%
前年までの 貸株金利合計1,508
前年までの 売却損益合計166,752
前年までの 配当・分配金合計38,701
通算 確定損益合計619,414
通算 確定損益+見込み損益746,556
通算 確定損益+見込み損益(%)27.81%
2022年11月1週目 合計収支

今週は貸株金利の入金がありました。

10月分の貸株金利は245円

10月分の貸株金利は245円でした。
9月分が181円だったので、64円増えました。
保有総額が増えているのと、2866ETFの貸株金利が0.40%と少し高めなのが影響していそうです。

2022.11.04 損益の推移

2022.11.04 株式ETF損益の推移

前週から見込み損益が少し増えました。
投資で大事なのは今後どれだけお金・利益を生み出してくれるかであって、今の評価額はさほど重要ではないと僕は思っています。
信用取引の担保にしてたら評価額も重要なのですけど、現物での保有だけなら評価額が影響するのは貸株金利くらいなものです。

11月1週目のまとめ

米国ではまた金利が上がっているので、債券ETFを安く買い増ししたいところです。
でもまだ上がる、と思っていると下がりだすし、慌てて買うとまた上がりだす…。
政策金利のピークはまだ先でしょうけど、短期の債券は政策金利に連動するように上がるかもしれないけど、長期の債券はその先の利下げも見据えているし、景気後退したら企業収益が減って株の配当とかが下がるから、利回りの高い債券が買われたりするしで、買い時を見極めるのはなかなか難しいです。

政策金利が2%に下がるのなら、いまの10年国債の4%程度の利回りは十分に高いとは思うのですけど。
それでも、少しでも安く買いたいものです。

…いや、これ日本株の運用記録だったわ…。

先週の運用状況はこちらのページになります。

それ以前の運用状況はこちら→株式ETF運用状況・過去ログ


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※これはあくまでも、やすふじ個人の投資状況であり、投資を推奨するものではありません。

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