2022年9月5週目、26日~30日の日本株とかETFの運用記録です。
もう10月ですけど。
IPOで新規上場する企業もありますが、ETFにも新規上場している銘柄があります。
9月30日にはグローバル X社のETFが3つ、新規上場しました。
2864は日本を除く世界の物流関連施設に投資するREIT ETFです。
2865は米国市場のETFで、日本でも一部で人気のQYLDに投資できるETFです。
2866は米国市場の優先証券を集めたPFFDというETFに投資できるやつです。
いずれも1口千円程度なうえ1口単位で売買できるので、少額でも投資しやすい銘柄です。
信託報酬もかなり低いです。
2864は偶数月、2865と2866は毎月の分配金が出ます。
特にQYLDに投資できる2865は人気になりそうですね。
大人気すぎて、いきなりストップ高になるほどです。
出来高の少ない銘柄に成行で注文を出すと高値放置を掴まされることがあるので、注意しましょうね。
9月5週目の日本株、日経平均とか振り返り
前週は米国のFOMC後の金利上昇からくる株安の影響もあって、日経平均は下落していました。
9月末の配当金、優待権利取りを意識しつつも、連休中の世界同時株安の影響が懸念される週明けになりました。
26日 連休明けに大幅下落、権利取りか、リスク回避か
3連休明けの26日は、日本株は全面安になりました。
前週に英国の減税による暴落の煽りで世界同時株安の様相だったのですが、日本は休みでした。
英国ポンドの暴落っぷりを見ても、『国債刷って減税しろ』と言えるんでしょうかね。
自分のお金が増えるか減るかでしか考えられないから、言っちゃうんでしょうね。
連休前も下落が続いていたものの何とか27000円を維持していた日経平均でしたが、この日は700円を超える大幅下落で、終値は26,431円になりました。
22日に日銀が為替介入を行ったことで円安が一旦止まり、円安恩恵銘柄が売られたのかもしれません。
既にドル円が介入前に戻っていたとしても、『これ以上は円安が進まないのかも』と思わせるだけで大きな影響を与えます。
27日 一旦反発、安値のうちに権利取りするのだー
さすがに1日で700円は下げすぎたのか、27日は一旦反発しました。
配当金、株主優待の権利付き最終日を28日に控えて、安いうちに買っておきたいと考えてしまうものです。
日経平均は140円上がって、26,571円でした。
この時点で僕の考えは『権利落ち後の投げ売り狙い』です。
28日 大幅下落再び、配当金を取りに行く場合じゃない?
28日は再びの大幅下落になりました。
アップル社がiPhone14の増産を断念するという話が出てきて、ハイテク株を中心に売られたようです。
9月末の配当金権利付き最終日でしたが、この大幅下落で『配当金を取りに行ったら、損失の方が大きくなるかも』と思わせたのでしょうか。
僕の狙いは権利落ち後の投げ売りを安く買うことです。
日経平均は500円くらい下がって26,173円でした。
29日 英国中央銀行が手のひらクルー
減税のお金配りで人気を取ろうとする英国政府に対して、英国中央銀行は大幅利上げと英国債の大量購入で対抗しました。
これにより米国債なども金利が低下して、株価が上がりました。
日経平均も上がりました。
配当金の権利落ちがあったものの、日経平均は前日から250円上昇して終値は26,422円。
権利落ち分を考慮すると、実質的には前日の500円下落をほぼ全戻しになりました。
僕の目論見は崩れました。
30日 やっぱり下がるよ日本株
英国の債券購入で一旦は低下した金利が、また上がりました。
利上げは続くのです。
金利が上がればハイテク株が下がって、日経平均も下がります。
米国では自動車メーカーの決算が残念な結果になっていたり、ニューヨーク州がガソリン車の新規販売を禁止するなどもあって、日本車メーカーも大幅下落。
部品メーカーも下落。
ロンドン金属取引所(LME)がロシア産金属の売買を禁止する可能性を発表して非鉄金属事業が高騰したのですが、自動車関連の金属銘柄は下落しているようです。
アルミ先物の価格は急騰しましたが、僕が少し前まで保有していた<5702>大紀アルミニウム工業所は下落しました。
その後アルミ先物も下落しましたけど。
日経平均は前日から500円近く下落して、終値は25,937.21円でした。
週間では1200円を超える大幅下落で、26000円を割りました。
2022.9.30 株式ETF保有銘柄リスト
コード | 銘柄 | 数量 | 取得単価 | 9/30時価 | 9/30評価額 | 見込み損益 | (%) |
1343 | NEXT FUNDS 東証REIT指数ETF | 10 | 2,180 | 2,096.5 | 20,965 | -835 | -3.83% |
1476 | iシェアーズ・コア Jリート ETF | 50 | 1,975.4 | 2,016 | 100,800 | 2,030 | 2.06% |
1488 | ダイワ上場投信 -東証REIT指数 | 40 | 2,006.25 | 2,002.5 | 80,100 | -150 | -0.19% |
1497 | iシェアーズ 米ドル建て ハイイールド社債ETF H有 | 200 | 1,990.09 | 1,898.0 | 379,600 | -18,418 | -4.63% |
1812 | 鹿島建設 | 200 | 1,370 | 1,373 | 274,600 | 600 | 0.22% |
2866 | グローバルX 米国優先証券ETF | 10 | 997 | 997 | 9,970 | 0 | 0.00% |
3468 | スターアジア不動産投資法人 | 3 | 58,700 | 56,000 | 168,000 | -8,100 | -4.60% |
5020 | ENEOSホールディングス | 1000 | 424.29 | 465.1 | 465,100 | 40,810 | 9.62% |
5105 | TOYO TIRE | 100 | 1,692.6 | 1,570 | 157,000 | -12,260 | -7.24% |
8308 | りそなホールディングス | 100 | 420 | 528.0 | 52,800 | 10,800 | 25.71% |
8893 | 新日本建物 | 1600 | 400.125 | 432 | 691,200 | 51,000 | 7.97% |
合計 | 2,334,658 | 2,400,135 | 65,477 | 2.80% | |||
前週 | 2,050,688 | 2,207,875 | 152,776 | 7.45% | |||
前週との差 | 283,970 | 192,260 | -87,299 | -4.65% |
・購入
コード | 銘柄 | 数量 | 取得単価 |
1812 | 鹿島建設 | 200 | 1,370 |
2866 | グローバルX 米国優先証券ETF | 10 | 997 |
<1812>鹿島建設を新規購入
<1812>鹿島建設を200株購入しました。
4%を超えるそこそこ高配当の銘柄ですが、権利付き最終日の後に購入したので、9月末の配当金は無しです。
新型コロナによる行動制限で工事が遅れたり、インフレで資材が高騰したりとネガティブな面が多い建設業ですが、そろそろ行けるんじゃないかと。
大手ゼネコンなら公共事業の持ち回りで大崩れすることもないでしょう。
手抜き工事とか出て来なければ。
値上がりは期待していません。
そこそこ配当金が出れば良いです。
<2866>グローバルX 米国優先証券ETFを購入
<2866>グローバルX 米国優先証券ETFを10口購入しました。
冒頭にも書いた、新規上場したETFです。
新規上場でチャートが無いので、上の画像は米国ETFのPFFDの1年間の価格チャートです。
2022年に入って、PFFDは駄々下がりです。
2866の優先証券は債券ではなくて、優先株です。
債券よりも破綻時の弁済順位が低いので、利回りが高いです。
格付けの低い企業の弁済順位が高い債券と、格付けの高い企業の弁済順位が低い優先株。
どちらも高利回りなのですが、リスクが高いのはどちらか、というと…状況次第なので何とも言えないのですが。
それに、PFFDは格付けの高い企業だけでなく、低めの企業の証券も入っています。
ハイイールド債よりもリスクが低いということは無いと思います。
PFFDの分配金利回りが6%くらいで、多少の経費・手数料が引かれてもそれくらいの利回りを期待したいところです。
ハイイールド債のHYGのほうがPFFDよりも利回りが高そうですけど、東証上場のETFだと1497は為替ヘッジがあります。
ヘッジコストを考慮すると、どちらの利回りが高いか微妙なところでしょうか。
PFFDは値下がりしていますけど、円安なので2866ETFは今は高値だと思います。
今後、円安が続くなら2866、円高に転じると1497が良さそうに思えますが、どちらも米国の利上げが続くと急落するかもしれません。
Jリートは急落
日経平均も下がりましたが、Jリートも下落しました。
僕が保有するスターアジアも、JリートETFも下落しています。
この下落が買い場なのか、逃げ場なのか、どちらなのでしょうね。
円安で日本の不動産が割安だと言われて、高騰していました。
それが下落に転じると、タイミング的には日銀の為替介入の影響が疑われるところです。
それと同時に、英国発の債券安・金利上昇も影響がありそうです。
Jリートを買っているのは、主に海外投資家と言われています。
国債を買っておけば高い利回りが得られるのなら、わざわざ日本のリートを買う必要がないのかもしれません。
価格が下落したことで利回りは上がっているので、長期的に見たら買い場と思えなくはないのですが、不動産価格が下がったら賃料も下がって、分配金も減りそうですね。
保有銘柄はほぼ全面安で含み益が大幅減
新規購入した鹿島建設は含み益増加になりましたが、他の保有銘柄は全面安になりました。
買い増しで保有総額は増えましたが、含み益は減りました。
含み益の合計は前週から87,299円減って、65,477円になりました。
半分以上溶けました。
配当落ちもありますが、それどころではないですね。
9月5週目 合計損益
今週の売却損益 | 0 |
先週までの 2022年売却損益 | 322,541 |
2022年売却損益 | 322,541 |
今週入金の配当・分配金 | 0 |
2022年の配当・分配金 | 76,754 |
未収配当・分配金 | 5,404 |
8月 貸株金利 | 239 |
2022年 貸株金利合計 | 2,328 |
2022年 確定損益合計 | 407,027 |
2022年 確定損益(%) | 17.43% |
2022年 確定損益+見込み損益 | 472,504 |
2022年 確定損益+見込み損益(%) | 20.24% |
* | * |
前年までの 貸株金利合計 | 1,508 |
前年までの 売却損益合計 | 166,752 |
前年までの 配当・分配金合計 | 38,701 |
通算 確定損益合計 | 613,988 |
通算 確定損益+見込み損益 | 679,465 |
通算 確定損益+見込み損益(%) | 29.10% |
今週は売却が無く、分配金の入金等も無かったので確定損益に変動は無いのですが、9月分から貸株金利を加算し忘れていました。
配当金の権利日を過ぎましたが、まだ金額が確定していないので計上していません。
予想金額は1万2千円くらいです。
3月に続いて9月末分もまとめページを作りましたが、書くことがあまりなかったです。
2022.09.30 損益の推移
見込み損益が半分以下になりました。
7月にもこれくらいに減っていましたし、まだ損失ではないのですけど。
でもこれ以上下がると、合計で評価損になりそうです。
上にも書きましたが、加算を忘れていた貸株金利を修正しました。
違いがわかりませんけど。
2022年9月末・通算の損益推移グラフ
9月末のキリが良いところなので、通算の損益推移グラフも。
見込み損益は減っていますが売却益を増やしながらなので、まだ大丈夫…かなぁ。
株安の底が見えないんですよね。
米国の利上げ終了、利下げ開始まで下がり続けるんですかね。
9月5週目のまとめ
株価は下がっていますが、業績が良ければ配当金等は出るでしょう。
多少の下落に慌てることなく、配当金を貰いながら、株価が上がるのを待てば良いのです。
問題は、景気後退が懸念されていて、そうなると当然のように業績は下がり、配当金も減り、株価はもっと下がるというところでしょうか。
日本は低金利だし円安だから輸出企業は儲かる。
でも海外が景気後退なら売上は伸びず、円安でも利益が出ないかもしれませんよ。
下落が怖いなら一旦売却して現金保有も検討するべきなのでしょうけど、すでに株安で含み損になっていると、売却を躊躇ってしまうんですよね…。
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