株運用9月3週目 株の長期保有は、できる銘柄に限る

2022年9月3週目、12日~16日の日本株とかの運用記録です。

株とかには時価があります。
時価なので上がったり下がったりして、現在の評価額は増えたり減ったりします。
保有している株の評価額が下がれば自分の資産が減っていることになるので「損をした」という印象になります。
でも株価が下がったとしても、企業の収益体制がしっかりしていれば、配当金等は出ます。
しっかりと収益をあげて配当金を出し続けている企業は、そのうち評価が見直されて、株価が上がったりします。

『株価の上げ下げに一喜一憂せずに長期保有を続けるべきだ』
と言われたりするのは、まあそんな感じです。
株価が下がったときに買えると、なお良いです。

「収益体制がしっかりしている」というのが大前提で、そこを見極めるのが容易ではないのですが。
配当金等のリターンよりも株価下落のほうが大きくなる銘柄もあるので、どんな銘柄でも長期保有すれば良いというわけではないです。

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9月3週目の日本株、日経平均とか振り返り

日経平均株価2022年9月3週目株価チャート
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

前週末の米国株高で、週明けの日経平均も上がる。
そこまでは予想通りです。

12日~ 米国のインフレ率低下期待で株価は上昇

週明けの12日、日経平均株価は上昇しました。
原油先物の急落などもあり、米国ではインフレ率の低下期待が高まっていました。
FRBは利上げの継続を明言しているもののデータ次第とも言っているので、インフレ率が低下すれば次回FOMCでの利上げ幅の縮小、最終的な金利の最大値の抑制に期待がかかり、金利に敏感なNASDAQ指数は上昇。
日経平均に影響の大きい値嵩株がNASDAQに連動しやすいこともあって、日経平均株価も上昇しました。

前週の半ばからそんな流れだったのが週明けも継続して、日経平均は12日には28500円、13日も続騰して28600円まで値を戻しました。
日本政府が訪日客の入国制限を緩和しそうということで、旅行関連や円安爆買い期待で百貨店などの株価も大きく上昇したようです。

8237-松屋 2022年9月12日株価チャート
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

牛丼屋じゃないですよ。

14日 米国インフレ再加速で株価は逆噴射

13日の現地朝、日本では夜間に発表された米国の8月消費者物価指数(CPI)は、原油先物の下落などもあって前月よりも低下、インフレの減速が予想されていました。
しかし結果は上昇。
インフレは減速どころか、加速していました。

このCPIの結果を受けて、米国では次回の利上げ予想が大幅上昇に傾き、長期の金利も大きく上昇。
金利に敏感なNASDAQ指数は大幅下落になりました。
大幅利上げによる景気後退懸念により、米国株の下落はNASDAQ等のハイテク株に限らず、全面安になりました。

その影響は翌日の日本株にも及びます。
14日の日本株は全面安になりました。
日経平均の終値は800円近い下落になり、28600円から1日で27800円になりました。

15日 下げすぎ?配当取り?急落は買い場と思いたくもなる

大幅下落から翌日、15日の日経平均は少し上昇しました。
大きな下落の後には、空売りの買い戻しなども考えられます。
9月末の配当金・株主優待の権利取りなどもあって、投資を検討していた銘柄が安値になっていれば、買いたくもなります。
前日の米国株が多少反発していたこともあってか、日経平均は昼頃には28000近くまで上昇しました。
でもその後失速しました。

16日 そこが底値だ!…ったらよかったのに

落ちるナイフは掴むな。
株価が下落している最中でなく、上昇に転じたところで買いたいものです。
そういう点では、15日の昼休みは9月末の権利日が近いこともあって、絶好の釣り日和だったのかもしれません。
16日の日本株はまた下落しました。
日経平均の終値は前日から300円を超える下落となる、27,567.65円。
前週末からは650円近い下落になりました。

それでも27500円は維持して、前週半ばの27400円までは下げなかったのですが。
金曜日の夜に米国株はまた下がっているんですよね…。

2022.9.16 株式ETF保有銘柄リスト

コード銘柄数量取得単価9/16時価9/16評価額見込み損益(%)
1343NEXT FUNDS
東証REIT指数ETF
102,1802,185.521,855550.25%
1476iシェアーズ・コア
Jリート ETF
501,975.42,100105,0006,2306.31%
1488ダイワ上場投信
-東証REIT指数
402,006.252,086.083,4403,1903.98%
1497iシェアーズ 米ドル建て
ハイイールド社債ETF H有
1701,997.351,958.0332,860-6,689-1.97%
3468スターアジア不動産投資法人358,70059,600178,8002,7001.53%
5020ENEOSホールディングス1000424.29505.3505,30081,01019.09%
5105TOYO TIRE1001,692.61,666166,600-2,660-1.57%
8308りそなホールディングス100420551.455,14013,14031.29%
8893新日本建物1600400.125435696,00055,8008.72%
合計1,992,2192,144,995152,7767.67%
前週1,972,6202,141,595168,9758.57%
前週との差19,5993,400-16,199-0.90%
2022.09.16 株式ETF保有リスト

・購入

コード銘柄数量取得単価
1497iシェアーズ 米ドル建て
ハイイールド社債ETF H有
101,960.0
2022年9月3週目 購入リスト

<1497>iシェアーズ ハイイールド社債ETFを買い増し

1497-iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債ETF 2022年9月16日株価チャート
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1497-iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債ETFを10口買い増ししました。
前週後半に多少値上がりしていましたが、予定通りまた下がってきたので少し買い増しです。

1497ETFは運用期間がそれほど長くないですが、投資先の米国ETFのHYGの長期チャートを見ると、リーマンショックとかコロナショックとかで大きく下落しているところがあります。
今のETFの価格は、それに近い水準まで下がっています。

経済危機になると、信用格付けの低いハイイールド債は破綻リスクなどもあって、大きく下落することがあります。
償還期限にお金が還ってこない、などのリスク回避のため、ゼロにならないよう少しでも回収しようと叩き売りです。
今もETFの価格が大きく下がっていますが、その原因は利上げによる債券価格の下落です。
適正価格が下がっているだけで、狼狽売りではありません。
このまま金利の上昇が続くと、ハイイールド債はデフォルトリスクの高まりで投げ売られる可能性も出てきます。
これだけ下がっていても、ハイイールド債の暴落は、まだ来ていないのです。
今の安値から、さらに半値まで、あるいはもっと急落する可能性だってあるのです。
本当の買い場はそこだと思っているのですが、こないかもしれないので、僕はちょっとずつ買っています。

ちなみに、過去の暴落時にわりとすぐに値を戻しているように見えるのは、緊急利下げなど緩和政策がとられるからです。
今回は利上げを続けて、すぐには利下げをしないと宣言しているので、『過去の暴落時はこうだったから、今回の下落でも…』と安易に考えるべきではないと思います。

東証リート指数ETFは前週末から上昇

1343-NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信の価格チャート 2022.9.16
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

日本株は大きく下落しましたが、東証リート指数のETFは前週末からは概ね上昇しました。
東証リート指数のチャートがGoogleで出て来なくなったので、1343ETFのチャート画像です。
円安の影響で日本の不動産は高騰しているそうですが、リートの高騰はいつまで続くんですかね?
円安のうちかな?

9月5日~30日まで、楽天証券でMAXISシリーズETFを購入するとポイント山分けキャンペーンをやっているそうなので、「年0.1595%程度」の信託報酬最安になった1597ETFは東証リート指数のETFでも狙い目なのかもしれないですね。
僕は持っていませんけど。

<8308>りそなホールディングス、四季報効果?また騰がる

8308-りそなホールディングス 2022年9月16日株価チャート
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

前週に小幅ながら急騰していた8308-りそなホールディングス。
日本株が下落する中で、今週もまたささやかな急騰を見せています。
前年度の残念決算で株価は下落していましたが、先日発売された会社四季報では高評価だったようです。
四季報の発売日は16日だったのですが、それ以前の株価上昇は何だったんですかね?

株価の上昇で予想配当金利回りが4%を切っていて、高配当と呼ぶには微妙なところになってきました。
業績が上向いているなら、株主還元にも期待がかかるところですが…?

保有時価総額は微増、含み益は減少

ETFを少し買い増ししたので、僕の保有時価総額は3千円くらい増えました。
含み益の合計は前週から16,199円減って、152,776円になりました。
日本株が大きく下落したわりには、僕の保有銘柄の下落は軽微なものになりました。

日本株の保有を減らしているからですけど。

9月3週目 合計損益

今週の売却損益0
2022年売却損益322,541
今週入金の配当・分配金0
2022年の配当・分配金75,782
未収配当・分配金6,376
8月 貸株金利239
2022年 貸株金利合計2,089
2022年 確定損益合計406,788
2022年 確定損益(%)20.42%
2022年 確定損益+見込み損益559,564
2022年 確定損益+見込み損益(%)28.09%
前年までの 貸株金利合計1,508
前年までの 売却損益合計166,752
前年までの 配当・分配金合計38,701
通算 確定損益合計613,749
通算 確定損益+見込み損益766,525
通算 確定損益+見込み損益(%)38.48%
2022年9月3週目 合計収支

今週は<3468>スターアジア不動産投資法人の2022年7月期の決算があって、分配金額が確定しました。

<3468>スターアジア不動産投資法人の分配金は1口1,476円

コード銘柄保有数量1口分配金分配金計
1488ダイワ上場投信
-東証REIT指数
4024.4976
3468スターアジア不動産投資法人31,4764,428
合計5,404
2022年9月確定の分配金

<3468>スターアジア不動産投資法人の2022年7月期の分配金は、1口あたり1,476円でした。
事前に予想されていた分配金額と同額になりました。
年4回のETFと違って年2回の分配金ですが、利回り約5%はありがたいものです。

増資の発表後に少し値さがりしていたのですが、発表前の価格に戻ってきました。
買い増しする良い機会だったのですけど、買えなくて残念です。
あまり1銘柄に集中するのも良くないですからね。

2022.09.16 損益の推移

2022.09.16 株式ETF損益の推移

今週は見込み損益が前週から微減になりました。
入金はまだですが、スターアジアの確定した分配金を計上して、配当分配金がほんの少し増えています。
少額の利益をコツコツと、です。

9月3週目のまとめ

日本株と日経平均の振り返りのはずが、米国株とかの話のが長いのはおかしな感じがしますが…なぜ日経平均が動いたか、といえば米国株が動いたから、としか言いようもなく…。
インバウンド期待とかで動いている銘柄もあるのですよ。
でも日経平均に影響が大きい値嵩株が、NASDAQに連動してしまうのです。
TOPIXは話題にもならないし。

9月も半分終わって、残り2週間。
9月末の配当金、株主優待の権利取りの動きも活発になってくるでしょうか。
毎度書いていることですが、配当金や株主優待の権利は月末の権利日に株式を購入しても遅いです。
2営業日前の権利付き最終日に保有している必要があります。
今月は月末に休みが挟まらないので28日が権利付き最終日。
29日には安値になっているかもしれませんが、その日に買っても遅いのですよ。

あと、28日夕方のPTSで売るのも早いですよ。

次週の運用状況はこちら。

先週の運用状況はこちらのページになります。

それ以前の運用状況はこちら→株式ETF運用状況・過去ログ


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