2022年9月1週目、8月29日~9月2日の投信積立の記録と、米国株と経済関連の話です。
米国市場で何かあると、『ブラックマンデーの再来だ』と暴落を煽る人がいます。
ブラックマンデーというのは、昔にダウ平均が1日で20%以上下落したことがあって、それが月曜日だったからそう呼ばれているようです。
そろそろ機関投資家たちが夏のバカンスを終えて、市場に帰ってくる。
ジャクソンホール会議から続く米国株価の下落に、機関投資家たちが大規模な空売りで追い打ちをかけてくるかもしれない。
だから、9月5日の月曜日はブラックマンデーの再来だー。
という理屈のようですが、9月5日は米国は祝日です。
米国市場はお休みです。
2022年9月1週目、米国経済、株価の振り返り
簡単にまとめると、金利上昇を警戒して株価が下がり続けました。
8月29日~ 大幅下落からの反発もなく、下がり続ける
前週末に大幅下落をしていた米国株。
さすがにあれだけ急落したら、少しは反発するんじゃないか。
そう思いたくもなりますが、下落は止まりませんでした。
月曜日は反発期待の買いもあったのか、小幅な下落に留まりました。
しかし火曜日には下げ幅を拡大しました。
8月31日 ADP雇用者数で一時プラスになるが…
水曜日には一時は前日比でプラスになる場面もありましたが、結局は下落しました。
この日発表があった経済指標は、ADP雇用者数。
しばらく発表を休んでいた雇用に関する指標です。
今回発表されたADP雇用者数は、予想値の半分以下でした。
雇用の鈍化が示されたことで『利上げペースを緩めるのではないか』という期待からか、株価が一時上向きます。
でもその後下がりました。
9月1日 景気後退感が少し和らぐ
9月1日には、製造業PMI、ISM製造業景気指数などの発表がありました。
景気指数に先立って発表されていた失業保険の申請者、受給者数などが予想よりも少なかったためか、この日も株価は下がっていました。
ところが製造業の景況感が予想ほど下がっておらず、高めの値だったことで、景気後退感が和らいだのでしょうか。
株価は上向きます。
9月2日 失業率が増加、しかし…
この日はNFP雇用統計の発表でした。
雇用者数は予想よりも高い数値でしたが、失業率が増加。
平均時給の上昇率も鈍化がみられました。
『雇用が悪化すれば、利上げペースを緩めるのではないか』
米国株価が上昇していくのを見届けて就寝した人も多いのではないでしょうか。
翌朝には下落していましたが。
パウエルさんはジャクソンホールで『雇用よりも物価を優先させる』的なことを言っていたと思います。
9月1週目 投信積み立て残高
ファンド名 | 投資総額 | 時価総額 | 損益(金額) | 損益(%) |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 421,000 | 485,663 | 64,663 | 15.36% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 210,000 | 233,039 | 23,039 | 10.97% |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 5,000 | 5,249 | 249 | 4.98% |
楽天・全米株式 インデックス・ファンド | 99,990 | 112,087 | 12,097 | 12.10% |
合計 | 735,990 | 836,038 | 100,048 | 13.59% |
前週 | 702,657 | 829,545 | 126,888 | 18.06% |
前週との差額 | 33,333 | 6,493 | -26,840 | -4.46% |
積み立ては2021年1月に開始
月初なので定期買い付けがありました。
ファンド名 | 投資総額 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 20,000 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 10,000 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 3,333 |
S&P500指数は前週から続落
S&P500指数は前週から続落しました。
月曜日は小幅な下落に留まり、4000ポイントを維持しました。
しかし火曜日に4000ポイントを割ると、そのまま下がり続けました。
木曜日には多少反発したのですが、その後の下落の勢いが増した感じになりました。
週末の終値は3,924.26ポイント。
133.4ポイント、3.3%の下落になりました。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)も3%を超える大幅減
8月4週末 | ¥20,175 |
9月1週末 | ¥19,533 |
差額 | ↓¥642 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額は、前週末から642円減りました。
3%を超える大幅下落です。
前週金曜日の大幅下落にその後の続落を合わせたにしては意外と減っていない、と言えるかもしれませんが。
米国の利上げ懸念で為替が急速に円安になったので、指数ほどの下落にはなりませんでした。
株価が下がったわりに、安く買い増しできなかった、とも言えるかもしれません。
定期買い付けで時価総額は微増
33,333円の買い増しがあったので、僕の保有時価総額は前週から6,493円増えました。
…桁とかおかしいですね。
含み益の合計は26,840円減りました。
ギリギリで10万円を維持しましたが、S&P500指数は金曜日にも1%下がってますから、月曜日には桁が1つ減りそうです。
2022年9月・楽天ポイントを加算した損益
今月の獲得ポイント | 332 |
楽天カード(投信積み立て)累計 | 7,338 |
ハッピープログラム(投信残高)累計 | 141 |
獲得楽天ポイント合計 | 7,479 |
実質損益(金額) | 107,527 |
実質損益(%) | 14.61% |
獲得ポイントの半分はカード決済じゃなくて期間限定キャンペーンのポイントなのですが、別枠を作るのも面倒なのでカードの枠に加算しています。
どうせ期間限定ですし。
9月1週目 損益の推移
先週よりも減り幅が大きくなりました。
そのぶん、安く買い増しできたということでもあるのですけど。
下落が止まらないと、多少さがったところでも高値買いになってしまうんですよね。
過去の損益と比較すると、まだ高い含み益になっているのですけど。
保有時価総額の推移グラフ
株とETFの運用状況のページに全期間の損益推移を出したので、こちらでも出してみました。
これは損益ではなくて、保有時価総額のグラフになります。
買い増しを続けているので右肩上がりなのは当然ですけど、たまに減ってますね。
購入額と比較があったほうが良いかな。
9月1週目 SBI証券の投信損益はそこそこ減った
SBI証券の投信損益は842,474円でした。
先週から8万円くらい減りました。
米国株価が下がっていても円安なので、そう大きな減り方はしていないです。
9月1週目 まとめ
僕は保有していませんが、「iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」というS&P500の投資信託の信託報酬が大幅に引き下げられていたので、どんなファンドか軽くまとめてみました。
SBI・V・S&P500と同率の信託報酬で、VOOとIVVという米国ETFを利用した対照的なファンドなので、その辺の比較とかも書いています。
僕はeMAXIS Slim一択なのですが。
下落が続く米国株、だけでなく世界中で株安のようですが、一体どこまで下落が続くのでしょうか。
そんなことはわからないので、僕は地道に定期積立を続けるのでした。
画像はYAHOO!JAPANファイナンスのスクリーンショットです https://finance.yahoo.co.jp/
チャート的には、ボリンジャーバンドが下に触れていて、RSIも20を割っていて、一旦底打ち、折り返し地点を示してはいるのですけど。
でも株価があがったとしても、そのぶん金利が下がって、円高になりそうなんですよね…。
その前に、騰がるとは限らないのですが。
前回の運用状況はこちらのページになっております。
前回以前の運用状況はこちら→投信積立過去ログ
個別のファンドについては、こちらのページで解説しています。→ファンド解説のページ
※これはあくまでも、やすふじ個人の投資状況であり、特定の商品や投資活動を推奨するものではありません。
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