2022年3Q決算分析-5702大紀アルミニウム工業所は配当金増額、前年度の倍以上に

2022年3Q決算分析-5702大紀アルミニウム工業所

2022年3月期 第3四半期決算がちらほらと出てきています。

前回の第2四半期決算時はタイミングが合わなくてやらなかったのですが、今回はやっとこうと思います。

まずは、僕の個別株投資の主力、「5702 大紀アルミニウム工業所」の決算から見ていきましょう。

大紀アルミニウム工業所の2022年3月期3Q決算の要点をまとめると、こんな感じです。
3Q決算の発表に合わせて、予想配当金額の増額修正も発表がありました。

  • 前年比で大幅増益
  • 予想配当金額を50円→60円に10円増加
  • 業績予想は据え置き(前年度の倍以上の予想ですが)

大紀アルミニウム工業所がどんな企業なのか、というのは…社名通り、アルミニウムを主に扱っている会社なのですけど。

※あくまでも個人の感想です。各企業の決算内容については、公式なIR発表等でご確認ください。
大紀アルミニウム工業所のWebサイト→https://www.dik-net.com/

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大紀アルミニウム工業所の第3四半期は前年比で大幅な増益

大紀アルミニウム工業所の2021年第3四半期は、利益が前年から大幅に増加しました。

経常利益純利益1株あたり純利益
2021年第3四半期4,406百万円3,135百万円77.40円
2022年第3四半期14,080百万円10,249百万円253.05円
差額+9,674百万円+7,114百万円+175.65円
増加率219.6%226.9%226.9%
大紀アルミニウム工業所の2021年第3四半期と前年の比較

前年の3倍以上の利益です。

しかし、前年比で増益だからといって、油断はできません。

昨年度はコロナ禍。
今年もまだコロナ禍ですが。

世界中でロックダウンが行われ、日本でも緊急事態宣言とかが出ていました。

大紀アルミニウム工業所も、2021年3月期の3Qまでは、前年比で減益でした。

『前年同期比で増益』というのは当てになりません。

売上は増額しているが、利益は徐々に減少

5702大紀アルミニウム工業所 3か月毎の利益
5702大紀アルミニウム工業所 3か月毎の利益
売上高経常利益純利益
2022年1Q49,5365,5784,012
2022年2Q53,3024,4123,181
2022年3Q59,4074,0903,056
5702大紀アルミニウム工業所 3か月毎の売上と利益(百万円)

累計額だとわかりずらいので、2022年1Qから3Qの3か月毎の売上と計上利益、純利益を分けてみました。

売上高は1Qから3Qにかけて、増加しています。

しかし、経常利益と純利益は、徐々に減っています。

5702大紀アルミニウム工業所 2022.2.1 1年間の株価チャート
5702大紀アルミニウム工業所 2022.2.1 1年間の株価チャート
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

1Qの決算発表があったのは7月30日。

この後、大紀アルミニウム工業所の株価は高騰しました。

アルミ価格の上昇もあって、株価は更に高騰。

しかし、2Qの決算発表があった11月以降、株価は冴えない感じです。

確かに前年からは大きく利益を伸ばしているのですが、アルミ価格が上昇している割には残念な決算。

それが市場の判断なのかもしれません。

期末配当金は10円増額、年間配当金は昨年の28円から倍増以上の60円に

3Qの決算発表時に、予想配当金の増額も合わせて発表がありました。

中間配当金期末配当金合計
2020年3月期12円13円25円
2021年3月期10円18円28円
2022年3月期25円25円→35円50円→60円
5702大紀アルミニウム工業所の配当金

2021年度は減益予想から一転大幅増益で配当金額も増えていました。

2022年度は2021年度以上の大幅増益で、配当金額もかなり増額されていたのですが。

更に10円増えました。

昨年度の倍以上配当金が増額です。

決算発表時、2022年1月31日の株価は1560円でした。

予想配当利回りは3.8%です。

2月1日には4.2%に利回りが上昇しました。

そこそこ高配当になってきました。

でも業績予想の上方修正はなかったので、これ以上の増配は期待薄ですね。

アルミ価格は高騰も、自動車メーカーの減産が厳しいか

1692-WisdomTree アルミニウム上場投信株価チャート
1692-WisdomTree アルミニウム上場投信株価チャート
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

アルミニウムの価格は、10月頃にかなり荒ぶりましたが、基本的に右肩上がりで高騰が続いています。

インフレの資源高ですかね。

大紀アルミニウム工業所の利益も、アルミ価格の高騰によって増加している、と思われたのですが…。
上に載せたように、むしろ利益が減ってきています。

主要な販売先である、自動車メーカーの減産がかなり響いているようですね。

自動車メーカーも増産する、やっぱり無理、と二転三転しているようで、4Qも減産の影響は続きそうです。

昨年度のように、年度末の4Qに爆益とはいかないでしょうね。

来期の大紀に期待

自動車メーカーは販売不振による減産ではないので、長い目で見れば心配はいらないと思うのですが…

自動車の増産とアルミ価格の下落、どちらが先に来るかの勝負みたいな状況でしょうか。

自動車増産でアルミも高騰なら、爆益ひゃっはー。

減産続いてアルミも下落なら、株価はドッスン。

減産している状況でアルミ価格は高騰しているので、増産に入れば更に高騰しそうにも思えますが、世界経済はインフレ抑制に動いているのでアルミ価格も落ち着いてくるかもしれません。

高騰すると、どこからか在庫大量放出もあるかもしれないですし。

高利回りになった配当金を貰いながら、自動車メーカーとアルミ価格の動向に注意しておく、といった感じで、来期の大紀に期待しましょう。

前回の2022年2Q決算についてはまとめページがありません。
こちらのページで軽くまとめています。

ほかの決算分析のページはこちら→決算分析のページ

※個人の感想です。特定の銘柄等について、投資を推奨するものではありません。

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