米国に限ったことではないのですが、いろんなところで物価上昇が問題になってきています。
日本でもこの10月から、輸入小麦などが値上げされました。
小麦はパンや麺類など、幅広く使われているので、値上がりするのか、中身が軽くなるのか。
各社で対応が分かれるところでしょうが、消費者にとっては出費が増えることになりそうです。
これから冬になると、グラタンコロッケバーガーとか美味しい季節なのですが。
パンも小麦、グラタンのホワイトソースも小麦、コロッケの衣も小麦。
これも値段が上がるのか、コンパクトになるのか、対応が気になるところです。
物価上昇となるとインフレ、各国の中央銀行がお金をばら撒きすぎた、という考えになるのですが、物価が上昇しているから金融緩和政策の打ち切りだ、テーパリングだ、とするのは危険なようで。
物価上昇の原因は、金融緩和政策だけではないからです。
小麦価格の上昇には、干ばつによる作物の成育不良などもあります。
原油価格の高騰、航空機の減便などで船輸送が増えて、コンテナも不足して輸送費が高騰。
コロナ禍で工場の操業停止、人件費の高騰…。
物が不足すれば、札束で奪い合うことになるのは当然のことです。
金融緩和と止めても、物不足が続けば物価の上昇は緩やかになるかもしれないけど、避けられないのではないかと思います。
まだ業績が回復していないところに金融緩和を止めてしまうと、ギリギリで耐えていたところが破綻してしまう可能性があるのです。
ただ、金融緩和でお金が流れるのは一部に限られていて、末端のほうはどのみち助からないんじゃないかと思いますけど。
日銀の黒田バズーカも、株価が多少上がったところで、庶民には何の助けにもなりませんから。
バズーカ以外にも、日銀はいろいろやっていますけどね。知らんけど。
10月1週目 投信積み立て残高
ファンド名 | 投資総額 | 時価総額 | 損益(金額) | 損益(%) |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 181,000 | 197,206 | 16,206 | 8.95% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 90,000 | 96,813 | 6,813 | 7.57% |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 5,000 | 5,084 | 84 | 1.68% |
楽天・全米株式 インデックス・ファンド | 49,995 | 52,411 | 2,416 | 4.83% |
合計 | 325,995 | 351,514 | 25,519 | 7.83% |
前週 | 325,995 | 359,764 | 33,769 | 10.36% |
前週との差額 | 0 | -8,250 | -8,250 | -2.53% |
今週は月初なのですが、買い増しの約定は2営業日目になるので、次週になります。
S&P500指数は月間で5%近い下落
米国株のS&P500指数は、9月初めに最高値を付けた後、下落が続きました。
たまに反発して上昇はしていましたが、月間では200ポイント以上の下落になりました。
5%近い下落になっています。
10月に入ると約50ポイント、1%以上の上昇をして反発を見せています。
しかし、ここで下げ止まって上昇に転じるのか。
転がり落ちる途中のバウンドのごとく、勢いをつけてさらに転がり落ちるのか。
どっちに転がりますかねー。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の週末の基準価額は、上昇する前の木曜日の終値を参考としているため、前週末から386円下がって、16,677円になりました。
週間で2%以上下がるのは痛いですね。
僕の保有分でも、ついに利益率が10%を切って8%台になってしまいました。
為替は円安になっているので、基準価額の減少も多少は和らいでいると思うのですが。
金曜日の株価上昇で、すぐに10%台の利益に戻ってくれると良いのですが、もうちょっと安く買い増ししたいとも思うので、複雑な感じです。
保有総額の利益率は7%台に低下
米国も欧州も株価は下落して、僕の投信積立の保有総額は前週から8,250円減りました。
10%台を維持していた利益率は、7%台まで落ちました。
株価が下がれば保有総額は減りますが、今はまだ積み立てている段階です。
安くなれば、定期積立で口数を多く買うことができて、それが将来の利益になれば良いのです。
が。
なんで米国株は、買い増しのタイミングで大幅に値上がりしますかね。
こうもタイミングよく上がって、翌営業日からまた下落、となると、狙い撃ちで高値掴みさせられているように思えてきてしまいます。
気のせいでしょうけど…。
10月1週目 週毎の損益の推移
9月初めには4万円に迫っていた利益は、2万5千円まで減りました。
保有総額では4%弱の減少なのですけど、利益では35%も減っているんですよね。
3分の1以上減っているわけです。
8月から積み立てを始めた人は多分損失でしょうから、僕は利益があるぶん、まだマシなのですけど。
ちなみに、保有総額でグラフにすると差が小さすぎるので、損益のグラフなのです。
さすがに、今週ははっきりわかる程度に減っていますけど。
10月1週目 まとめ
10月2週目には、米国の雇用統計の発表などがあります。
雇用が悪ければ景気悪化、良ければテーパリング開始に近づく。
でも余程悪くない限り、次にはテーパリングを具体的に言及するようですから、今さらなんですけど。
リーマンショック後のテーパリングの際にも市場は混乱したようですが、今回は随分前からチラつかせてはいるので、大きな下落にはならないことを願いたいところです。
むしろ、下落からのリバ狙いが多くて株価急騰、なんてことも?
SBI証券の投信損益は618,015円でした。
先週から8万円減りました。
…計算間違ってませんかね?
次回の運用状況はこちら。
前回の運用状況はこちらのページになっております。
前回以前の運用状況はこちら→投信積立過去ログ
個別のファンドについては、こちらのページで解説しています。→ファンド解説のページ
株とETFのページはこちら→株とETFのページ
※これはあくまでも、やすふじ個人の投資状況であり、投資を推奨するものではありません。
コメント