1678 インド株式指数ETFでインド株式に投資する?

 「NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty50連動型上場投信」についてです。

 インドは世界2位の人口で、近年は急速に経済成長をしており、今後も更なる成長が見込まれています。
 そんなインドの企業に株式投資ができる、この1678-インド株式指数ETFですが─

僕の投資判断は長期保有には「無し」ではないけど微妙、状況次第で短期ならアリ、です。
理由はいくつかありますが、

  • 米国株式ETFと比較すると、インド株式ETFは信託報酬が高い。
  • 過去に分配金が出たことがない。
  • インドの経済成長とインド株式の株価上昇はイコールではない。
  • インドの株価が上がっても、手数料、為替、配当分配金を加味すると…。

といったところでしょうか。
このページでは、

  • 「NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty50連動型上場投信」とはどんなETFなのか?
  • なぜインド株式への投資が微妙なのか?
  • インド株式ではなく米国株式を選ぶ理由は?

について、解説したいと思います。

 ※あくまでも、やすふじ個人の感想です。「こういう考え方もあるんだな」程度に留めて、目論見書や運用実績などをよく読んで投資判断をしましょう。

 目論見書は野村アセットマネジメント社のウェブサイトで観覧できます。
 野村アセットマネジメント社のウェブサイトはこちら(新しいタブで開きます)→https://nextfunds.jp/lineup/1678/

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どんなETFなのか?

1678 インド株式指数ETFって、どんなETF?

 インド株式のNifty50という指数に連動するETFです。

インドのNifty50指数に連動するETF

 インドのナショナル証券取引所に上場する銘柄のうち、時価総額、流動性、浮動株比率等の基準を用いて選定した50銘柄で構成されています。
 簡単に言えば、インドの上場企業のうち、でかいところ50社の株価ですね。

 インド株式にはNifty50だけでなく、SENSEX30という指数もあります。Yahooファイナンスにチャートが載ってるのはSENSEX30のほうです。
 Nifty50のチャートはGoogle先生にでも聞きましょう。
 Googleで「nifty50」を検索すればチャートが出てきます。

現物株式ではなく、先物に投資している

1678-NEXT FUNDSインド株式指数上場投信の投資比率
https://nextfunds.jp/lineup/1678/ 請求目論見書より引用

 目論見書や月次レポートを見てみると、このETFはインドの証券取引所で株式を売買しているのではなく、先物市場でNifty50のパッケージ的なものを買っているようです。
 「SGX Nifty50指数先物」と書いてあるので、シンガポール証券取引所ですかね。
 更に、「インドルピー/米ドル通貨先物」にも投資をしています。

 Nifty50指数先物に、約100%。
 通貨先物にも、約100%。

 合計で約200%になるわけですが…これは2倍のレバレッジをかけているんですかね?
 大きなレバレッジをかけているわけではありませんが、先物なので金利負担による損失が気になります。

先物なので、決済期日毎に差額を決済している?

 僕は先物をやっていないので詳しいことは知りませんが、先物は現物の株式を保有するのとは違い、定期的に決済が行われるそうです。
 この1678ETFは先物の買建を保有しっぱなしと思われるので、買った時と決済時の価格に差があったら、決済を行うことになります。

 買建て時から株価指数が値上がりしていたら、差額は利益になります。
 しかし、もし下落時に決済が行われた場合は、差額を支払う必要があるので、その時点で損失が確定してしまいます。

 その差額を埋めるのは…買い玉を多少売却することになるんでしょうかね。

株価が下落後に戻っても、決済した損失は戻らない

 現物株式を保有している場合は、株価が下落しても、その後に元の値段に戻れば、損失にはなりません。
 しかし、先物が下落して損失を決済した場合、ファンドの資産総額は減っています。

 そうなると、株価が元の値段に戻っても、損失は戻りません

株価と為替、2つの先物利用で2重のリスクに

 そして、この1678インド株式ETFは、株式・Nifty50指数と通貨・インドルピー/米ドルの2段階で先物を利用しています。
 株式の下落による損失と、為替変動による損失、2つのリスクがあります。

 そして為替は円、ドル、ルピーの3通貨なので、為替変動のリスクも高くなりそうです。

下落しても戻ればOK、ではない

 株価や為替で多少評価損が出ても、元の値段に戻ればOK、というものではないです。

 株価上昇時などには差額決済で利益になりますが、その利益を再投資したとしても高値買いと安値売りを繰り返すことになります。

信託報酬は年1.045%

 1678 ETFの信託報酬は年0.95%(税込みでは1.0450%) です。
 1%程度の信託報酬を取って、ややこしい先物取引を代わりにやってくれるETFだ、という感じになります。

 先物取引にかかる経費・手数料などは信託報酬とは別に徴収すると思いますけど。

売買単位は100口

 1678ETFの売買単位は100口(100株)です。
 証券会社に注文するとき、1口では注文できません。
 100、200、300など100の倍数での注文になります。

単価は安いけど100口だとそこそこの値段になる

 1678ETFの1口の単価は200円~300円くらいで、かなり安いです。
 でも100口での注文になるので、2万円~3万円と、そこそこの値段になります。

少額投資するなら端株、S株などの単元未満株サービスを使おう

証券会社によって名称が違いますが、「端株」や「S株」などの単元未満株の売買ができるサービスを使えば、数百円とかの少額でも投資できます。

似たようなETNもある

 同じNifty50指数に連動するものとしては

「2046 NEXT NOTES インドNifty・ダブル・ブル ETN」

というのがありますが、そちらは指数の2倍の値動きをするハイリスク・ハイリターンなものになっています。
 Nifty50指数が上がれば2倍値上がりして、指数が下がれば2倍値下がりするETNです。
 ETFではなくETNです。

ETFは資産を保有しているけど、ETNは保有していない

 ETFは運用会社が株式等の有価証券を保有していますが、ETNは有価証券を保有していません。発行体が破綻した場合、ETFの場合は有価証券が残るので売却してお金が戻ってくる可能性がありますが、ETNの場合は売るものがないので発行体にお金がなければお終い、という可能性があります。

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1678ETFの分配金は?

分配金

 年1回、毎年8月10日に決算を行い、配当金等の収益から経費を差し引いた金額から、分配を行うことになっています。

毎年 8 月 10 日に分配を行ないます。

分配金額は、信託財産から生ずる配当等収益から経費を控除後、全額分配することを原則とします。ただし、分配金がゼロとなる場合もあります。また、売買益が生じても、分配は行ないません。

https://nextfunds.jp/lineup/1678/ 交付目論見書より引用

過去の分配金実績は累計0円

 1678 ETFは上場してから10年以上たっていますが、過去に分配金が出たことはありません

決算日分配金額
2022年8月10日0円
2021年8月10日0円
2020年8月10日0円
2019年8月10日0円
2018年8月10日0円
2017年8月10日0円
1678ETF 分配金実績
野村アセットマネジメント社のWebサイトから引用

過去の分配金実績は野村アセットマネジメント社のWebサイトでご確認いただけます。https://nextfunds.jp/lineup/1678/

何故分配金が0円?

 僕はインド株式に詳しくはありませんが、NIFTY50採用銘柄の全てが配当金0円ということは無いんじゃないかと思います。

 ですが、1678 ETFは過去に分配金が出たことがなく、分配金の総額は0円です。

 経費を差し引いたら残らないほど少額の配当金しか出ていない、ということも考えられなくはないですが、上で挙げたようにこのETFは先物に投資しているので配当金が無いんじゃないでしょうか。

 先物には配当金相当額って無いんですかね?

分配金は大幅な繰り越し損失

 気になることがあれば、調べましょう。
 ということで、調べました。
 ETFは概ね、配当金等の集計から経費を差し引いた残りが、分配金になります。

 2021年8月決算時の分配金計算はー

 経費6年分くらいの損失を繰り越していました。

1678-NEXT FUNDSインド株式指数上場投信 2021年8月決算の分配金計算
https://nextfunds.jp/lineup/1678/ 請求目論見書より引用

 そもそも配当金等収益が赤字ですわ。

 これは先物取引の決済で出た損失ですかね?

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なぜインド株式への投資が微妙なのか?

なぜ微妙

 ETFは分散投資をするものですから、短期間で急激な上昇を見込むものではないと思います。
 では長期投資の対象としてどうか、ということになるのですが、長期投資なら米国株式インデックスで良いんじゃないかな、と思うのです。

インドは先進国を超えられるのか?

 僕はインドについて詳しくないどころではないのですが、インド企業は米国企業の下請け、という印象を持っています。下請けの企業が発注元より大きくなるのは難しいですよね。

 先進国の投資で成長した新興国が、先進国を超えていけるのか、というところも問題になるのですが…。
 僕は無理だと思います。
 先進国の企業が工場を建てて、働く人たちの生活が豊かになって、経済が潤う。
 それでは、株価が上がるのはどこ?

 今後の成長する余地、ポテンシャルというのはあるのですけど、都市部など一部に成長が偏って、国民皆が豊かになるかというと、疑問が残ります。

「企業の投資」と「投資家の投資」は全く別物

 「新興国への投資」と言っても、工場や支店を建てる「企業の投資」と、新興国株式や債券を購入する「投資家の投資」は全く別の物だと理解しておいたほうが良いと思います。

 インドに進出して稼いでいる企業に投資をすることでも、インドの経済成長による恩恵を受けられるのではないかと、僕は思います。

先進国が経済危機なら、新興国もダメージがある

 先進国で経済危機が起きた場合に、新興国に分散投資していれば助かるか、というとそんなことはないでしょう。
 先進国が資金を引き揚げたら新興国でも大暴落になるんじゃないかと思います。
 リーマンショック時にはインド経済はさほど大きなダメージは受けていないそうです。
 しかし、Nifty50指数は大きく下落しています。

2008年1月の高値は6000台

インド株式Nifty50の2008年1月4日の株価
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

2008年1月4日のNifty50は6,274.30の高値でした。

2008年11月には半値以下に

インド株式Nifty50の2008年11月20日の株価
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

2008年11月20日、Nifty50は2,553.15まで下落していました。
1年経たないうちに、半値以下です。

10年後には4倍になる10,000超えになっているのですけど、持ったまま耐えられますかね。

ルピー・円の為替も大暴落

2007年に3円台だったインドルピーだが…
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

2007年6月に1インド・ルピーは3円くらいでした。
それが2008年には2円を割り、円安の2022年でも当時の半値くらいです。

為替はリーマンショックだけが原因ではないのですが、株価が半分、為替も半分になったら、4分の1ですね。

Nifty50は大企業ばかりで、新興の成長企業に投資できない

 インド経済の成長は侮れるものではなく、いわゆるユニコーン企業と呼ばれるものが次々と誕生しているようです。
 しかし、Nifty50指数はインド株式市場の時価総額が大きい企業を集めたものです。
 新興の成長企業には投資できません。

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チャートで比較、インド株式vs米国株式

インド株式VS米国株式

 難しいこと、というより個人の感想は置いておいて、チャートで見てみましょう。
 1678ETFと1655 iシェアーズ S&P500 米国株 ETFを比較してみました。
 青が1678インド株式、赤が1655米国株式です。

2020年後半はインド強い。

1678ETFと1655ETFの比較チャート2020年10月~2021年1月
画像はYAHOO!JAPANファイナンス(https://finance.yahoo.co.jp/)のスクリーンショットです

 3か月のチャートで見ると、インド強いですね。
 1655 S&P500は停滞気味ですが、1678 インド株式は右肩上がりで伸びています。
 では2年間のチャートで見てみましょう。

2019年~2年間で見ると米国強い。

1678ETFと1655ETFの比較チャート2019年1月~2021年1月
画像はYAHOO!JAPANファイナンス(https://finance.yahoo.co.jp/)のスクリーンショットです

 2年間のチャートで見ると、1655 S&P500のほうが上がっていますね。
 前述の通り、1678ETFは分配金が出ていないのですが、1655ETFには分配金もあるので、リターンの差はもっと大きくなります。
 2020年後半で上昇率が高いのは、インド経済が新型コロナから立ち直るのに遅れていたから、と見ることもできますね。コロナ前だと、1678インド株式のほうが停滞していたんですよね。
 株価だけでなく為替の影響もあるのですけれど、株価だけでなくてドルとルピーの強さという点も考慮する必要があると思います。

2021年も米国つよい。

1678ETFと1655ETFの比較チャート2021年1月~12月
画像はYAHOO!JAPANファイナンス(https://finance.yahoo.co.jp/)のスクリーンショットです

 2021年4月にはインドで新型コロナの感染再拡大があった影響から、インド株式は大きな下落がありました。
 再拡大からは立ち直り、9月~10月はインド株式ETFが米国株式ETFよりも高くなっています。
 しかし11月にインド株式は下落して、年末には米国株式が高くなりました。

 1678ETFを年初から保有していれば、30%くらいの値上がりになりました。
 でも、10月の高値で買っていれば、年末には損失です。
 上がったり下がったりと幅が大きいので、タイミング良く売買していれば利益を上げられたのでしょうけど。

 1655ETFは年初から40%の値上がりなので、保有し続けていた場合は米国株式(S&P500)ETFのほうがリターンが高くなっていたことになります。

 こうやってチャートを出すと、なんか妙な説得力が出てきますね。
 無料でチャートを比較できるサイトがあるので、期間など条件を変えて、自分で比較・検討してから判断するようにしたほうが良いかと思います。
 そもそも比較対象がおかしいことだってあるのですから。

nifty50指数とS&P500指数の5年間の株価では

 ETFだと運用方法によって差が出てくるかもしれないので、株価でも見た方が良いですね。

NIFTY50指数は5年間で87%の値上がり

NIFTY50の2016年7月~5年間の株価チャート
画像はgoogleの検索結果のスクリーンショットです

 NIFTY50指数は5年間で87%の値上がりをしています。
 ちなみに、チャートは出しませんが日本のTOPIXは5年間で50%の値上がりでした。

S&P500指数は5年間で102%の値上がり

S&P500の2016年7月~5年間のチャート
画像はgoogleの検索結果のスクリーンショットです

 S&P500指数は5年間で102%の値上がりです。
 ただ、過去に良かったからといって、今後の伸びしろはどうか、というと全く別の話になってしまうのですが。
 どちらも上がる時は上がるし、下がる時は下がりますからね。

1678ETFは5年間で69%の値上がり

1678ETFの2016年7月~5年間のチャート
画像はgoogleの検索結果のスクリーンショットです

 ついでに、この1678 ETFの5年間のチャートも見ておきましょうか。
 5年間で69%の値上がりですから、まあ上出来と言えるかもしれませんが。
 分配金も出ないうえに、指数よりも18%減っているのはどういうことなんでしょうね?
 たぶん為替ですよね。両替にも手数料がかかりますしね。

分配金と信託報酬で年2%差は大きい

 短期間だけ部分的にフォーカスすれば、どちらか一方が際立って上昇している部分もありますが、長期間にわたってインド株式が米国株式を上回り続けるのは難しいのではないかと思います。

 S&P500ETFには1%前後の分配金がありますが、1678ETFには分配金がありません。
 信託報酬にも1%近い差があります。
 株価に変動が無かった場合のリターンは、分配金と信託報酬だけで年2%違うのです。

 ETFの運用には年間約1%の信託報酬以外にも、為替や先物取引にかかる手数料で、かなりの経費が差し引かれているようですから、僕はインド株式への長期投資は微妙だと思うのです。

 自分で先物取引しても手数料はかかりますし、株価急落時の証拠金とか大変そうですね。

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結論、僕は米国株式を選びます

結論

 インド株式への投資は信託報酬・手数料等が高いので、僕は長期投資には米国インデックス投資信託を選びます。短期のこづかい稼ぎはまたやるかもしれませんが。
 インド株式が米国株式を毎年5%くらい上回り続けるようじゃないと、長期投資としては無しですね。

インド株式に投資するなら、このETFかな

 1678 ETFの信託報酬は0.95%(税込みでは1.0450%)で、インド株式を投資対象としたファンドのなかでは、比較的安いほうだと思います。
 インド株式に投資するなら、僕ならこのETFを選ぶでしょう。
 ただ、短期間の保有になりますけど。

 長期で保有するなら、多少信託報酬が高くても、現物株式に投資する投資信託を探した方が良さそうですけどね。

長期保有なら米国市場でETFを買うのもありかも

 外国市場ではもっと信託報酬が低く、分配金もでるETFがあるようですが、為替で手数料、外国株式の売買でも手数料、といった感じで、多少経費率が低くても、結構お金がかかります。
 でも売買を繰り返すのではなくて長期保有するのなら、多少売買手数料がかかっても保有中の減価が少ないほうが良さそうです。

 米国市場で購入できるインド株ETFだと、

ウィズダムツリー・インド株収益ファンド(EPI)

などでしょうか。
でもEPIはNifty50に連動するインデックス型ではなくて、大小さまざまな企業に投資しています。
経費率は0.84%と1678ETFよりも低いのですが、分配金も出るので再投資すると税金やら手数料やら必要になります。

自分で先物買ったほうが効率良いかも?

 信託報酬で1%取られるくらいなら自分で先物を買った方が効率良くないかな?
 という思いもあります。
 インド株式を取り扱っている証券会社は限られているようですが、CFD取引などでインド株式を買うこともできます。

CFDはややこしい

 CFDとか先物は追証とか調整金とかややこしかったり、強制決済で大損確定とかも怖いですし、確定申告が必須になったりと面倒もあるので、特定口座でETFの現物保有のほうが楽なのですが。

 CFD取引でインド株式・Nifty50を扱っている証券会社としては、GMOクリック証券やIG証券などになりますね。
 日経225先物やNYダウ・NASDAQ100などの米国株式の先物をCFDで扱っている証券会社は多いのですが、インド株式は取り扱っている証券会社が限られているようです。

 CFD取引は入金額の数倍以上の取引ができるので、大きな利益を狙える半面、損失も大きなものになる可能性があります。

CFDデモ取引で練習してから

 GMOクリック証券では本番とほぼ同じ条件でCFDデモ取引ができるので、まずはデモ取引で練習してみるのも良いかもしれません。
 GMOクリック証券のCFDデモ取引を利用するのには、口座開設は必要ないようです。

ちょっと株価が上がる程度じゃ駄目

 信託報酬は1%でも、先物取引にかかる手数料や、多重の為替手数料など、がっつりと取られているでしょう。
 インド株式がよほどのハイパフォーマンスにならないと、米国株式をリターンで上回るとは思えません。

 1~2年ちょっと良かった程度では、手数料で負けます

 だから僕は、米国株式への投資を選択します。

短期間の売買はアリ

 インド株式は短期間で5%くらい株価が上下することがあるので、急落した時に買って、株価が戻ったら売却すれば、そこそこの利益が得られるのではないかと思います。

 2021年4月~6月に、この1678ETFの価格は 180円→210円 と、2カ月程度で16%の値上がりということもありました。

 2021年1月29日~2月8日には 178円→197円 と、10日で10%値上がりしています。

 自分で先物取引すると、底を見誤ったら追加証拠金とか色々とありますが、ETFの現物保有ならば多少下がっても、上がるのを気長に待てば良いや、と思えるものです。

 株価が戻る保証はなく、いつまでも損失を抱えることになる可能性もありますが。

 株価が戻っただけでは、損失のままなんですけどね。

※個人の感想です。特定の商品への投資を推奨するものではありません。

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