株運用2月3週目 同業が振るわない中、鹿島建設は配当増額

株式ETF運用状況・めざせ不労所得生活2023年2月3週目

2023年2月3週目、13日~17日の日本株の運用と、経済の話とかです。

10~12月期の企業決算発表ラッシュが終わりました。
まだこれから発表を行う企業も散発にありますけど。

決算発表後に株価が大きく動くことも多いのですけど、増益決算で高騰している銘柄の購入は、僕は避けるようにしています。
業績の良い企業の株を買いたいものですけど、多くの人が買いたいと思えば株価は高騰します。
決算発表などのイベント直後は、買いが多く売りが少ないので、株価が高騰しすぎることがあります。

いくら業績が良かったとはいえ、適正価格を超える高騰になると、次は売られます。
ストップ高の翌日にストップ安とか、稀に良くあることです。

逆に高騰しているところに空売りを入れて、その後の反発下落で買い戻すという手法もあるのでしょうけど…必ず反発するわけでもないです。
株価が大きく動くほどの業績変動があったのなら、割安・割高の判断も変わるので、適正価格を割り出すのも難しいです。

業績の変動理由が一時的なものなのか、今後も続くものなのかも大事なので、決算の数字だけを見て買い・売りを判断するのは危険なのです。
とはいえ、市場が開いている間の決算発表などは内容をじっくり見ている間に株価が動いていくので、

『素早い判断をしないと儲けそこなってしまう』

と思ってしまいがちなのですが…業務時間中にそんなことをしていたら、職を失ってしまいますよ。

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2月3週目の日本株、日経平均とか振り返り

日経平均株価2023年2月3週目株価チャート
日経平均株価2023年2月3週目株価チャート
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

前週の日経平均株価は、週末の終値の比較では上昇でした。

2月13日 日銀新総裁人事への思惑? 週明けは下落に

週明けの日経平均株価は下落しました。
前週末に日銀新総裁に関する報道があって、現行の金融緩和は修正に向かうとの思惑があるようです。

これまで黒田総裁を補佐してきた副総裁の繰り上がり人事であれば、現行路線の継続という印象が強かったでしょう。
しかし外部からの招聘となると、路線変更へと向かう印象が強くなります。

報道なんかは、円高に誘導したいメディア(のスポンサー)による世論操作のように思いますけど。

金利上昇期待から銀行株が買われて上昇、他は下落といった感じになりました。
日経平均は243円下がりました。

14日 米国ハイテク株高で日経平均も上昇

前日13日に米国ではNASDAQ100がそこそこ大きな上昇をしていました。
その影響で日経平均も上昇しました。

朝に前日から300円高になる急上昇をしたものの、米国で注目の集まるCPI発表を控えていて、様子見ムードもあったでしょうか。
朝は高値だったものの、終値では175円高になる27,602円に戻しています。

この日は決算発表のピークで、500件を超える発表があったようです。
決算ニュースを書いている人も大変ですね。

15日 円安で朝は上昇するも、米国のインフレ再燃不安で下落へ

米国のCPIは予想されていたような伸び率低下にはなりませんでした。
高金利の長期化懸念が増したことで米国債の利回りは急上昇して、為替が円安に向かいました。

為替が円安になったことが日本の輸出企業にはプラスになると思われたのか、日経平均は朝は上昇して始まりました。
米国市場ではNASDAQ100が続騰していたことも影響していそうです。
しかし日本市場ではハイテク値嵩株が下落に転じて、日経平均も下がりました。
一時は27,720円まで上昇したものの、終値は27,501円でした。

16日 NASDAQ100の上昇が続いて、日経平均もまた騰がる

前日の日本市場ではハイテク株が下落していましたが、米国市場ではNASDAQ100が続騰しました。
日経平均もまた騰がりました。

終値は27,696円で、前週末比で下落していた日経平均は、プラスに転じました。

17日 米国株安で日経平均もまた下落

米国ではPPIが下がらず、失業保険の新規申請者が伸びて来ないことで、米国株は下落しました。
日経平均も下落しました。

個別には前日に増益・増配などの好決算を発表した<5108>ブリヂストンが大きく上昇しています。
僕が保有しているのは同業のTOYO TIREですが、そっちの決算は…。

日経平均の終値は27,513.13円で、前日から183円の下落でした。
週末比では157.85円の下落です。

2023.2.17 株式ETF保有銘柄リスト

コード銘柄数量取得単価2/17時価2/17評価額見込み損益(%)
1343NEXT FUNDS
東証REIT指数ETF
502,0351,951.597,575-4,175-4.10%
1476iシェアーズ・コア
Jリート ETF
501,975.41,87393,650-5,120-5.18%
1496iシェアーズ 米ドル建
IG社債ETF H有
1001,934.301,962.0196,2002,7701.43%
1497iシェアーズ 米ドル建
HY社債ETF H有
2001,990.091,928.0385,600-12,418-3.12%
1597MAXIS Jリート ETF201,8771,878.037,560200.05%
1812鹿島建設2001,3701,596319,20045,20016.50%
2621iシェアーズ
米国債20年超(H有)
5001,505.71,458729,000-23,850-3.17%
3468スターアジア
不動産投資法人
358,70053,500160,500-15,600-8.86%
5020ENEOS
ホールディングス
1000424.29459.4459,40035,1108.28%
5105TOYO TIRE3001,596.21,569470,700-8,160-1.70%
5909コロナ10086591091,0004,5005.20%
8893新日本建物1600400.125481769,600129,40020.21%
合計3,662,3083,809,985147,6774.03%
前週3,662,3083,818,770156,4624.27%
前週との差0-8,785-8,785-0.24%
2023.02.17 株式ETF保有リスト

今週は売買がありませんでした。

<1812>鹿島建設の3Q決算は上方修正と増配

1812-鹿島建設 2023年2月17日株価チャート
1812-鹿島建設 2023年2月17日株価チャート
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

2月14日に<1812>鹿島建設の決算発表がありました。
増益、上方修正、配当増額で、株価は急上昇しています。

同業の残念決算で下落していた

1801-大成建設 2023年2月17日株価チャート
1801-大成建設 2023年2月17日株価チャート
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

同業の1803-清水建設が1月31日、1801-大成建設が2月8日に決算発表をしていたのですが、なかなか厳しいものでした。
1812-鹿島建設の株価も同じように下落していました。

下落したところで買い増ししていれば、と思ってしまいますが、僕としては『減益がなければOK』くらいの期待値で割安感は無かったです。

鹿島建設は2Qでも自社株買いなど良好な決算

鹿島建設は2Qでも同業他社が振るわない中、自社株買いを行うなど良好な決算でした。
3Qでも良好な業績が継続した、ということになりました。
資材高騰に対して早期調達でコスト増加を抑えた、とかが業績に繋がったのでしょう。

そのへんは、資材価格が急落したら逆に高コストになってしまうリスクもあるのですけど。

先週に鉄鋼業に関して少し書きましたが、同業種だから似たような業績になるとは限らないのです。

<5105>TOYO TIREは2023年業績予想が減益・減配

5105-TOYO TIRE 2023年2月17日株価チャート
5105-TOYO TIRE 2023年2月17日株価チャート
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5105-TOYO TIREは2月14日の昼前に決算発表を行いました。
ここは1~12月締めなので、これが通期の本決算です。
2023年度の業績予想も合わせて発表しています。

TOYO TIREの2022年通期業績は売上増、純利益増

TOYO TIREの2022年通期業績は売上増、純利益増で、年間の配当金額は前年度より増額しています。
事前予想と同額で、期末配当は50円でした。

僕は300株保有なので、1万5千円の配当金になります。

2023年業績予想は売上増加ながら減益、減配に

同日に発表されたTOYO TIREの2023年業績予想は売上増加ながら減益でした。
資源高でコスト増加が続くという予想でしょうか。
配当金は前年の年間80円から、55円へと減額の見込みです。

25円減額。
30%以上減っています。

決算発表後に株価は急降下、でもすぐ反発上昇へ

昼休み前の発表で、株価は急落しました。
しかしすぐに反発しています。
週末の終値では決算発表前よりも上昇しています。

同業のブリヂストンは増配しているので、そのへんに引き上げられた感じもあります。

米国債利回り上昇で米国債券ETFは続落

2621-iシェアーズ 米国債20年超(ヘッジ有)ETF 2023年2月17日株価チャート
2621-iシェアーズ 米国債20年超(ヘッジ有)ETF 2023年2月17日株価チャート
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米国ではCPIやPPIが残念な結果に終わったことで、米国債の利回りが上昇しています。
債券ETFの価格は下落しました。

先週も書きましたが、安くなったら買い増ししたいものの、高金利の長期化でヘッジコストが気になって買い辛いです。

円安の長期化になるなら2866ETFが気になってくるのですけど、今度は日銀の動向も気になるのです。
金利上昇で円高になるかもしれないので。

個別株は概ね上昇、米国債券安で含み益は減少

<8893>新日本建物の決算発表もありましたが、無風でした。
それ以外の個別株は上昇しました。
Jリートも前週からは微増です。

しかし米国債券が大きく下落して、僕の保有時価総額は前週末から8,785円減りました。
含み益の合計は147,677円になりました。

2月3週目 合計損益

今週の売却損益0
2023年売却損益40,560
今週入金の配当・分配金8,100
2023年の配当・分配金8,544
未収配当・分配金16,745
1月 貸株金利327
2023年 貸株金利合計652
2023年 確定損益合計66,501
2023年 確定損益(%)1.82%
2023年 確定損益+見込み損益214,178
2023年 確定損益+見込み損益(%)5.85%
前年までの 貸株金利合計4,533
前年までの 売却損益合計437,069
前年までの 配当・分配金合計119,115
通算 確定損益合計627,218
通算 確定損益+見込み損益774,895
通算 確定損益+見込み損益(%)21.16%
2023年2月3週目 合計収支

今週は前月決算のETF分配金の入金と、12月期末配当金額の確定がありました。

1月決算ETFの分配金が入金

コード銘柄保有数量1口分配金分配金計
1496iシェアーズ 米ドル建
IG社債ETF H有
10017.01,700
1497iシェアーズ 米ドル建
HY社債ETF H有
20022.04,400
2621iシェアーズ
米国債20年超(H有)
4005.02,000
合計8,100
2023年2月入金したETFの分配金

1月に決算のあったiシェアーズの米債券ETFの分配金が入金しました。
合計で8100円です。

2621ETFは1口5円の残念な金額になってしまいましたが、その理由の考察とかは2621ETFの解説ページに書いてあるので、気になる方はそちらもご覧いただければと思います。

2022年12月期末配当金が確定

コード銘柄保有数量1株配当金配当金計
5105TOYO TIRE30050.015,000
確定した2022年12月期末配当金

決算発表で2022年12月期末配当金が確定しています。
TOYO TIREの1銘柄ですが、合計金額は1万5千円でした。

2023年の配当金は減るそうですけど。

2023.02.17 損益の推移

2023.02.17 株式ETF損益の推移
2023.02.17 株式ETF損益の推移

TOYO TIREの配当金が確定したので計上しました。

見込み損益は少し減りましたが、配当金の計上で合計損益は少し増えました。

短期的な価格変動で多少減っても、長期で勝てば良いのです。

2月3週目のまとめ

株価は上昇しましたが、TOYO TIREの減配は長期保有にとっては痛いですね。
2022年は減配予想から一転、増配しているので、2023年も上方修正を期待したいところですけど。

一度上方修正した後で、下方修正もしていますが。

リートも底打ち感がありますけど、日銀の動向次第でしょうかね。
経済状況を見ると利上げはできないと思いますが、また円安が進むとそうも言っていられなくなります。

とりあえず、24日に予定されている次期日銀総裁さまの所信聴取とやらを見てみるしかないですかね。

見た後に動いていたら遅いのですけど。

次週の運用状況はこちら。

先週の運用状況はこちらのページになります。

それ以前の運用状況はこちら→株式ETF運用状況・過去ログ

個別の銘柄について、なぜその銘柄に投資したのか、または投資しない理由などを解説しているページもありますので、よろしければそちらもご覧ください。→株式ETF・銘柄解説のページ

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