株運用12月3週目 年末の駆け込みNISAは高値買いしやすい?

2022年12月3週目、12日~16日の日本株の運用と経済の話とかです。

新NISAの話題もありますが、年末になるとその年の余ったNISA枠をどうしようか、と悩む人もいるかと思います。
IPOで当選したらNISA枠を使おう、なんて考えていたら全く当選せずに、NISA枠が丸ごと余っている人も多いことでしょう。

株価が値上がりする銘柄はわからないし、配当金が非課税になれば…と高い配当金利回りの銘柄が一般NISAでも人気なのだと思います。
高配当株の中でも、人気になりそうなのがJT。
近年は海外販売が好調で業績は上向いていて、2022年は特に円安で高い利益をあげており、配当金も高額です。
株価は1年前よりも20%近く上昇しています。
このところ円高傾向で株価が下がる銘柄も多い中、JTの株価はむしろ上昇しています。

しかし気を付けたいのが、JTの配当金権利日が12月末だというところ。
年末には配当金の権利取りで、株価が値上がりしやすい時期です。
そこに駆け込みNISAで、さらに騰がる。

そして…配当金の権利落ちで、株価は下がる。
購入早々、含み損です。

JTは株主優待がありましたが、2022年末で優待制度を廃止します。
優待目当てで保有していた人は、保有をやめるかもしれません。
優待廃止で売却する人が多くいたら、株価は大きく下がるかもしれません。
そして、株価が下がれば失望売りで下落の連鎖が起こるかもしれません。

少々長くなりましたが、僕が言いたいのは、

JT安く買いたい

ってことです。

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12月3週目の日本株、日経平均とか振り返り

日経平均株価2022年12月3週目株価チャート
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

前週の日経平均株価は週末に大きく上昇したものの、28000円には届きませんでした。

12日 米国株安でも日本株は下げ渋る

前週末の9日に、米国では11月卸売物価指数(PPI)が予想を上回る数値だったことから、株価が下落していました。
その影響からか、週明けの日経平均も下落しました。

しかし米国の利上げ継続感が増したことで為替が円安に向かって、大きな下落にはならなかった感じのようです。

13日 米国株高で反発したけど28000円が壁に

米国株安の影響で株安の翌日は、米国株高で日経平均も上昇です。

12日の米国株が大きく上昇した影響で、翌日の日経平均は上昇しました。
しかし28000円が壁になるのか、勢いは続かず、27000円台で終わりました。
米国で消費者物価指数(CPI)の発表やFOMCの政策金利発表を控えて、ここで買うのはちょっと怖い、と思うのも無理はありません。

14日 米国CPIの伸び鈍化で日本株も上がる

米国の11月 消費者物価指数(CPI)は、予想よりも伸び率が鈍化していました。

米国株価が上昇して、日本株も上がりました。
日経平均の終値は28,156.21円で、久しぶりの28000円台になりました。
でも為替が急激に円高になって、円安恩恵銘柄には厳しくなりつつある感じもあります。

ユナイテッド航空がボーイングの飛行機を大量購入することを発表して、関連銘柄として炭素繊維複合材料とやらの<3402>東レ、チタンの<5726>大阪チタニウムテクノロジーズ、<5727>東邦チタニウムなどの株価が上昇しました。

円高による減益を上回るほどの売上増加になるのか気になるところです。
また円安になるかもしれないですけど。

15日 米国FOMCの影響は限定的?

米国で注目のFOMCがありましたが、株価への影響は大きくなかったようで、少し下落した程度になりました。

日経平均も少し下落したものの、影響はあまり大きくなく、終値は28000円台を維持しました。

16日 景気後退感で米国株安、やっぱり下がる日本株

米国ではFOMCを無風通過したかに見えましたが、米国経済は無風とはいかなかったようです。
経済指数が大きく悪化して、景気後退感から米国株価が大きく下落しました。

その影響は当然のように日本株にもおよび、日経平均は前日から500円を超える下落になりました。
週末の終値は27,527.12円。
週半ばには久しぶりに28000円台に復帰したものの、前週末から373.89円の下落になりました。

2022.12.16 株式ETF保有銘柄リスト

コード銘柄数量取得単価12/16時価12/16評価額見込み損益(%)
1343NEXT FUNDS
東証REIT指数ETF
202,1082,116.542,3301700.40%
1476iシェアーズ・コア
Jリート ETF
501,975.42,029101,4502,6802.71%
1488ダイワ上場投信
-東証REIT指数
402,006.252,026.581,0608101.01%
1496iシェアーズ 米ドル建て
投資適格社債ETF H有
1001,934.302,047.0204,70011,2705.83%
1497iシェアーズ 米ドル建て
ハイイールド社債ETF H有
2001,990.091,984.0396,800-1,218-0.31%
1812鹿島建設2001,3701,517303,40029,40010.73%
2621iシェアーズ 米国債20年超(H有)2001,500.251,570314,00013,9504.65%
2782セリア1002,5402,705270,50016,5006.50%
3468スターアジア不動産投資法人358,70055,500166,500-9,600-5.45%
5020ENEOSホールディングス1000424.29455.2455,20030,9107.29%
5105TOYO TIRE3001,596.21,572471,600-7,260-1.52%
5909コロナ10086586586,50000.00%
8308りそなホールディングス100420638.463,84021,84052.00%
8893新日本建物1600400.125462739,20099,00015.46%
合計3,488,6283,697,080208,4525.98%
前週3,488,6283,668,060179,4325.14%
前週との差029,02029,0200.83%
2022.12.16 株式ETF保有リスト

今週は売買がありませんでした。

JリートETFは少し上昇

1343-NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信の価格チャート 2022.12.16
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

1343などのJリートETFは、先週末から少し価格が上昇しました。
とはいえ、1カ月の価格チャートを見ただけでも11月29日に同程度の価格でしたし、株安に向かっている中でリートは上がるのか? っていうと、疑問が残るところです。

<8951>日本ビルファンド投資法人など、大型のリート銘柄が12月に分配金権利日になっているので、その辺の権利取りの動きとかもあるのかもしれないです。

景気後退感が増していることで、企業収益の悪化→配当金の減額を見越して、不動産収益のリートへと資金移動していると見ることもできるかもしれないですけど。

<8893>新日本建物は地味に上昇

8893-新日本建物 2022.12.16株価チャート

<8893>新日本建物の株価は地味に上昇しています。
理由はわかりませんけど。

高配当銘柄としてたまに記事に出てきますし、年末の駆け込みNISAで買われているんでしょうか?
出来高の多い銘柄ではないので、まとめ買いがあると株価が上昇しますね。

<2621>iシェアーズ 米国債20年超ETFの上昇は止まる

2621-iシェアーズ 米国債20年超(ヘッジ有)ETF 2022年12月16日株価チャート
画像はgoogle検索結果のスクリーンショットです

2621-iシェアーズ 米国債20年超(ヘッジ有)ETFの価格上昇は止まって、少し値下がりしました。

米国長期債の利回りはPPIなどの結果を受けて急上昇、ETFの価格は下落しました。
しかしCPIは下がっていたことなどもあり、また逆の動きになったのですが、高金利の長期化懸念もあって複雑な動きをしています。

景気後退感が増したことで株売りの米国債買いの動きもあったり、金利のピークはまだ先だという感じもあったりで、短期的には動きが読めない感じです。
インフレさえ終息すれば数年後には利下げになるのでしょうけど、高金利が長期化すると為替ヘッジによる減価もあるので、少し安くなった程度では買い難いところでもあります。

債券の利息よりも為替ヘッジのコストのほうが高い状態が長く続くようだと、『長期で持っていればそのうち騰がる』などと言っていられなくなります。

含み益は少し増加して20万円台に

新日本建物やリートの値上がり、ENEOSも少し上昇して、僕の保有時価総額は少し増えました。
含み益の合計は前週から29,020円増えて、208,452円になりました。

ENEOSが高騰していた8月以来の20万円台になりました。

12月3週目 合計損益

今週の売却損益0
2022年売却損益322,811
今週入金の配当・分配金3,326
2022年の配当・分配金102,534
未収配当・分配金444
11月 貸株金利271
2022年 貸株金利合計3,025
2022年 確定損益合計428,814
2022年 確定損益(%)12.29%
2022年 確定損益+見込み損益637,266
2022年 確定損益+見込み損益(%)18.27%
前年までの 貸株金利合計1,508
前年までの 売却損益合計166,752
前年までの 配当・分配金合計38,701
通算 確定損益合計635,775
通算 確定損益+見込み損益844,227
通算 確定損益+見込み損益(%)24.20%
2022年12月3週目 合計収支

今週はETFの分配金の入金がありました。

2022年12月入金のETF分配金は3,326円

コード銘柄保有数量1口分配金分配金計
1343NEXT FUNDS 東証REIT指数ETF2018.8376
1476iシェアーズ・コア Jリート ETF5019.0950
2866グローバルX 米国優先証券ETF25082,000
合計3,326
2022年12月に入金したETF分配金

1343と1476のJリートETFと、2866-グローバルX 米国優先証券ETFの分配金が入金しました。

2866ETFは早々に売却したので忘れていましたが、権利日を跨いで保有していました。
やはり初回は2か月分の分配金だったようで、12月の分配金は半分の4円だったようです。
今後はPFFDの利回り低下と、円高になれば3円に下がるかもしれないですね。

2022年の配当金・分配金の合計が10万円に

12月のETF分配金が入金したことで、2022年の配当金・分配金の合計が10万円に到達しました。

保有総額は増えているので、2023年は更に増える見込み…ではあるのですが、企業収益の悪化になれば減配で減るかもしれないので、油断はできないですね。

2022.12.16 損益の推移

2022.12.16 株式ETF損益の推移

今週は含み益が少し増加しました。
忘れていた2866ETFの分配金も計上しています。

僕はたまたま含み益が増えましたけど、世界的に株安傾向なので、来年どころか年末に含み益が残っているかもわからないですね。

12月3週目のまとめ

12月16日に会社四季報が発売されたので、この週末は四季報をじっくり読んで、来週からの投資を検討している人も多いのでしょうか。
四季報の注目銘柄とかをブログやSNSに上げている人がたまにいるんですけど、四季報も有料で販売している著作物です。
引用の範囲を超えた転載はダメなので、自分で買うか、無料で観覧できる証券会社のサービスなどを利用するようにしましょう。

僕は楽天証券で読もうとしたら、メンテしてました。

次週の運用状況はこちら。

先週の運用状況はこちらのページになります。

それ以前の運用状況はこちら→株式ETF運用状況・過去ログ


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